信州大学 繊維学部技術データベース

Research Seeds

機能性不織布の開発、用途開拓(ASAHI KASEI) 2018年9月

【大分類:6. 製品 小分類:6.6 2018年度 新製品

 旭化成は、機能性不織布の新規開発や用途開拓を進めている。
 “CMC─ベンリーゼ”は、美容マスクなどに使われるキュプラ長繊維不織布“ベンリーゼ”の水酸基の一部をカルボキシメチル(CM)化した。吸液性が高く、ゲル化するのが特徴。医療分野で止血用途や湿潤療法などに提案する。透明性があり、傷口が見える利点もある。
 世界全体が資源循環型社会に進むなか、生分解性を有するスパンボンド不織布の開発にも取り組む。ティーバッグなど食品分野での適用を想定する。
 非磁性体電磁波吸収シートは、スマートフォンやタブレット向けの実績をテコに、車載分野での展開を狙う。

化繊協会ニュースレター No.16 2018年9月/日本化学繊維協会
研究者名 旭化成
大学・機関名 旭化成

キーワード

ポリエステルスパンボンド不織布カルボキシメチル化電磁波吸収