信州大学 繊維学部技術データベース

Research Seeds

バイオプラスチックの用途拡大(UNITIKA) 2018年5月

【大分類:6. 製品 小分類:6.6 2018年度 新製品

 ユニチカは、トウモロコシ由来の“テラマック”をはじめ、特色あるバイオプラスチックをとり揃えている。素材特有の優れた物性を引き出す技術が評価され、着実に用途を広げている。
 テラマックはトウモロコシに含まれるでんぷんを発酵させて得られる乳酸を重合したポリ乳酸(PLA)に、さまざまな機能を付加するため各種加工を施している。現在は繊維、不織布、成形加工用樹脂の形態で市場に提供している。
 テラマック以外では、植物由来芳香族ナイロン樹脂“ゼコット”が期待される。トウゴマの種子から抽出したひまし油を原料とするスーパーエンプラで、優れた耐熱性などを備えている。自動車部品などさまざまな分野で普及させ、早期に年産2000t体制を実現したい考え。

化繊協会ニュースレター No.15 2018年5月/日本化学繊維協会
研究者名 ユニチカ
大学・機関名 ユニチカ

キーワード

バイオプラスチックポリ乳酸(PLLA PLA)スーパーエンプラ