信州大学 繊維学部技術データベース

Research Seeds

PLA素材“テラマック”がティーバッグ用など拡大(UNITIKA) 2017年6月

【大分類:6. 製品 小分類:6.5 2017年度 新製品

 ユニチカは、ポリ乳酸(PLA)“テラマック”を中心にバイオプラスチック事業を拡大していく。
ティーバッグ向け繊維など既存ビジネスを伸ばしつつ、特徴を生かせる新規用途の開拓を進める。
 主力用途の一つであるテトラ型ティーバッグは共同開発先企業を通じて欧州で拡販。テラマックは一定の硬さを有しており、三角錐の形状を維持できるため風味向上につながる利点がある。加えて、廃棄後にコンポスト(堆肥)化できる点も評価されている。
 新規用途では、マテリアルエクストルージョン(材料押出)方式の3Dプリンター用のフィラメントが拡大。PLAフィラメントは融点付近でシャープに溶融させることが可能で、造形中に折れにくく、不快な臭気が発生せず、かつ、きれいに仕上げられることが特長。今後、期待を寄せるのが東京五輪関連で、インフラ整備の需要なども取り込んでいきたい考え。
研究者名 ユニチカ
大学・機関名 ユニチカ

キーワード

ポリ乳酸(PLLA PLA)バイオプラスチック3Dプリンタフィラメント