2019年秋のオープンキャンパスで学科別研究紹介コーナー開催

県内外の来場者に千曲川の氾濫を解説。

 令和元年10月19日第2回信州大学工学部オープンキャンパスにて、工学部の各研究室をポスター展示する学科別研究紹介コーナーが開催されました。吉谷研究室は、本年の台風19号による千曲川水害を内容にしたポスターの展示を行いました。
 沖縄県、愛知県などの遠方から来られた保護者、高校生や高専生を含め、県内外合わせて約25名に解説しました。吉谷研究室の大学院生は、本研究室の研究内容、水文的な観点から見た千曲川の特徴、水害の状況、千曲川のハザードマップの役割などを、来場者に解説しました。千曲川氾濫の被害者を含む来場者から、今回の水害に関する質問を受けました。その質問の主な内容を下記に示します。

来場者からの質問

Q1:千曲川水害を受けて、研究室は今後どのような研究活動に取り組んでいきますか。
Q2:現行の千曲川河川計画では、気候変動の影響による外力(台風、豪雨など)の増加が考慮されていますか
Q3:今後の洪水ハザードマップには、氾濫が起きた時の避難ルートの記載が可能でしょうか
Q4:千曲川河川計画で、立ヶ花狭窄部による水位上昇は考慮されていなかった為、今回の氾濫が起きたという報道がありましたが、実際はどうなのでしょうか。
Q5:千曲川の狭窄部(立ヶ花周辺)の川幅を拡大できるのか。
Q6:バックウォーター現象の意味は?
Q7:なぜ想定最大の雨を使って、水が堤防を絶対超えないような堤防の高さを設定しないのか。
Q8:緊急時に下流での水位上昇を抑える為、上流の方で、先に川の水を溢れ出せることが可能でしょうか

2019年10月20日