「ぎんれい」は本年2月28日に高度400kmの軌道に打ち上げられましたが、上層大気の影響を受けて(抵抗力を受けて速度が低下)毎日高度を下げています。一般的には高度400kmの軌道寿命は1年以下です。当初は毎日約300mの割合で高度を下げていましたが、9月10日に発生した太陽フレアの影響を受けて降下速度がより大きくなり、10月13日現在、近地点高度は305km、遠地点高度は333kmに下がっています(降下速度は約1km/日)。
年内には大気圏に再突入し、燃え尽きてしまいますが、いつ頃その時を迎えるか、毎週軌道の変化をHPに掲載したいと思います。
尚、2月28日に同時に打ち上げられた7大学の衛星の中で、現在軌道上にあるのは「ぎんれい」と帝京大学の衛星のみで、残りの5衛星は既に燃え尽きています。

今回はその①として、実測データの変化から落下予測を立ててみました(正確には求められないので目安として考えてください)。

「ぎんれい」の高度変化と今後の予測