バイオマテリアル特論
syllabus
科目名 | バイオマテリアル特論 |
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教員名 | 藤田 聡 |
単位数 | 2 |
開講学期 | 1年2年 後期 |
授業のねらいと概要
- 授業概要
- バイオマテリアルとその応用分野であるティッシュエンジニアリングやドラッグデリバリーシステムについて、一般的な知識を習得し、医用材料設計の基礎を理解する。さらにこれらの理解をもとに、最新の研究成果について議論する。
B-1 多面的思考 10%(試験,課題)
C-2 コミュニケーション 10%(試験,課題)
D-2 専門力 80%(試験,課題)
- 到達目標
- 医療で用いられるバイオマテリアルに焦点を絞り、生物学的な観点および化学的な観点からその機能を考えることで、科学的に探究するために必要な力を養う。とくに近年急速に進展している技術分野であるティッシュエンジニアリングやドラッグデリバリーシステムの現状について、理解を深める。
授業内容
- 第1回:材料表面の化学―顕微鏡分析
- 第2回:材料表面の化学―表面張力
- 第3回:材料表面の化学―表面への吸着,表面改質
- 第4回:生体と材料の界面での相互作用
- 第5回:材料力学,代表的な非分解性高分子材料
- 第6回:生体吸収性材料
- 第7回:材料としてのタンパク質
- 第8回:再生医療と生物由来材料
- 第9回:ドラッグデリバリーシステムに用いられる材料
- 第10回:細胞工学と細胞イメージング
- 第12回:DDS
- 第13回:最新のバイオマテリアル研究に関するディスカッション(I)
- 第14回:最新のバイオマテリアル研究に関するディスカッション(II)
- 第15回:最新のバイオマテリアル研究に関するディスカッション(III)
準備学習(予習・復習)等
配布資料および参考図書を使って講義後に復習すること。
授業形式
教科書をもとに講義主体の授業を行う。理解を深めるため、随時、レポートおよび小テストを実施する。後半の講義では,学んだ知識をもとに原著論文を読み,ディスカッションすることで理解を深める。
成績評価の方法・基準
定期試験は実施しない。授業中に実施する小テストおよび授業後のレポートにより評価する。
教科書・参考書等
- 参考書
- ・バイオマテリアル (化学マスター講座)(丸善出版)岩田博夫 他 著
・Biomaterials Science - An Introduction to Materials in Medicine, 3rd Ed. (B.D.Ratner et. al.)
・バイオマテリアルの基礎(日本バイオマテリアル学会監修)
※下記のサイトにて本文が公開されています。
http://kokuhoken.net/jsbm/journal/press.html
キーワード
バイオマテリアル,再生医療,人工臓器,高分子化学,生体吸収性,ハイドロゲル,免疫反応,薬剤徐放,幹細胞,iPS細胞
アクティブ・ラーニング
アクティブ・ラーニングを一部導入した科目
プレゼンとディスカッション