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AI・IoTテクノロジーの産業界への活用に関する日独シンポジウムを開催しました

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 信州大学では令和元年10月15日(火)、長野(工学)キャンパス 国際科学イノベーションセンター(AICS)において「AI・IoTテクノロジーの産業界への活用に関する日独シンポジウム~日独連携ネットワークの構築に向けて~」を開催しました。

 本シンポジウムは、ドイツ連邦教育・研究省が推進する"The Future of Work"プロジェクトの一つとして採択された"GRANITEプロジェクト"と信州大学の共同により、AI・IoT技術の実践現場への展開における日本・長野県・SMEs(中小企業)とドイツの間のネットワークづくりを狙いとしたものです。

 ドイツからの来訪講演者一行は、午前中長野県庁において阿部守一知事を表敬訪問した後、シンポジウムに臨みました。初めに濱田州博信州大学長による開会挨拶の後、田中清副学長(国際交流担当)/グローバル化推進センター長からGRANITEプロジェクトの概要説明がなされ、続いて基調講演としてリオグループ インターナショナル社 CEO 創設者のサビーネ・ガンター=リッヒター氏からGRANITEプロジェクトの展望が語られるとともにIndustry 4.0が進むドイツにおいて応用研究をリードするフラウンホーファー研究所FITユーザー向けコンピューター部門副部門長のレネー・ライナース氏から、同研究所の誇る先進技術・提供可能技術が紹介されました。

 続いて第一部では、家族経営の刃物メーカーであるシュタインシュトーサー社 代表取締役のパトリック・ブーフホルツ氏からドイツ企業におけるIndustry 4.0の実践事例が紹介されました。

 天野良彦信州大学工学部長の挨拶で始まった第二部では、「長野県の構想と信州大学の取り組み」として、長野県産業労働部産業立地・経営支援課中小企業支援係長の福田修一氏から長野県の将来ビジョンが語られ、さらに信州大学学術研究院(工学系)のアギレ・エルナン教授の代理として上記の田中副学長から「スマートシティを超えて:計算知能による持続可能都市の設計」、小林一樹准教授から「IoT農業におけるスマートフィールドモニタリング」と題して研究紹介が行われました。
 パネルディスカッションとネットワーキング・レセプションでは大変活発な意見交換が行われ、具体的な連携の可能性に向けてより深い議論の機会となりました。

 GRANITEプロジェクトの期間は2019 年6 月から2020 年11 月までの18か月間となっています。信州大学では、今後も日独間の連携を強化すべく、取り組みを続けてまいります。

シンポジウムの様子
シンポジウムの様子
長野県産業労働部産業立地・経営支援課 福田修一中小企業支援係長による講演
長野県産業労働部産業立地・経営支援課 福田修一中小企業支援係長による講演
パネルディスカッションの様子
パネルディスカッションの様子
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