スキーにおける動作分析 ―プルークについて―
【大分類:7. デサントスポーツ科学 小分類:7.1 Vol.1】
スキーにおける滑降やターンは,スキーヤーが姿勢を保持したり,変化させることによって生み出した力を,スキーを介して雪面に伝えることによってなされている.そのため,スキー滑降やターン中の姿勢と荷重を検討することは,スキー技術を解明するためにきわめて重要なことだとされている2,4,5,7).また,スキーでは『良い位置に乗る』ことが安定を保ったり,適切なスキー操作をするために重要であると指摘されている6).この『良い位置』とは,スキーが前後に長いことや両スキーの間隔などの基底面の広さと,スキー靴による足関節の固定条件などにより,ある範囲を有すると考えられる1),
これらのことから,本研究ではプルークファーレンでの姿勢と荷重および安定範囲を明らかにしようとした.プルークファーレンは,両スキーのテールを開き,均等にエッジングしながら最大傾斜線に向かって滑る技術である.この技術は,プルークボーゲンの基礎であり,ターンを分析する前に検討する必要があると考えられるため,ここでとりあげた.なお,比較するために,直滑降についても同様な実験を行った.
「デサントスポーツ科学」第1巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
これらのことから,本研究ではプルークファーレンでの姿勢と荷重および安定範囲を明らかにしようとした.プルークファーレンは,両スキーのテールを開き,均等にエッジングしながら最大傾斜線に向かって滑る技術である.この技術は,プルークボーゲンの基礎であり,ターンを分析する前に検討する必要があると考えられるため,ここでとりあげた.なお,比較するために,直滑降についても同様な実験を行った.
「デサントスポーツ科学」第1巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
研究者名 | 三浦望慶*1, 袖山絋*2, 橋本勲*3 |
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大学・機関名 | *1 名古屋大学, *2 金城学院大学, *3 中京女子大学 |
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