信州大学 繊維学部技術データベース

Research Seeds

PDF スポーツウェアが走行中の人体生理反応に及ぼす影響

【大分類:7. デサントスポーツ科学 小分類:7.5 Vol.5

 要旨

 最近スポーツウェアの品質向上の一環として,吸湿性繊維が出現し利用されているが,その効果の実態をあきらかにする必要が指摘されている.
 本研究は,ランニングシャツが運動中の人体の生理反応に及ぼす影響を調査することを目的として,走行中の身体皮眉温変化を経時的に求める計測システムおよびその結果を時系列的に解析する方法を利用することにより,種々の繊維素材でつくられたシャツの熱的特性を比較検討した.
 走行中の皮膚温の測定は,走行者の携帯するICメモリーに皮層温変化を記億させ,後,マイクロコンピュータシステムで再録される.これにより身体の部位別に,走行中の皮層温変化曲線の特徴を検討することができ,体重減少量,シャツの水分保持量の知見を参考しながら,シャツ相互間の得失を比較することができた.

「デサントスポーツ科学」第5巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
研究者名 花田嘉代子*1, 三平和雄*1, 長井茂明*2, 大橋陽子*3
大学・機関名 *1 大阪市立大学, *2 愛知教育大学, *3 名古屋市立女子短期大学

キーワード

スポーツウェア吸湿性繊維ランニング生理反応