よくある質問

本学では、Team Based Learning (TBL）やワークショップ形式などの少人数グループ学習が数多く取り入れられており、座学に比べ効率的な学習ができるようになっています。

また、臨床実習も72週間と長く、学生のうちから多くの患者さんに接し、より実践的な学習ができるようになっています。

臨床実習終了後には、アドバンスドOSCE（卒前（OSCE）が行われ、医師に必要とされる能力を総合的に評価しています。

TBL形式の授業では、少人数のグループごとに与えられた課題に挑戦することになります。
学生は、与えられた課題について自分たちで調べ、考え、判断し、相談することで答えを作り上げていくことになります。
このためTBL型の授業では、従来の講義形式の授業に比べ知識の定着効率が良いことに加え、責任性や判断力、チームワークを作る能力等を身に付けることができると言われています。

アドバンスドOSCE（卒前OSCE）は、模擬患者さんの協力のもと卒業前に行われる総合試験で、知識、技能、態度、コミュニケーション能力など医師に必要とされる能力を総合的に評価します。
本学では、模擬患者さんを相手に医療面接（問診）、診察および検査を行った上、病状や治療法についての説明を行うことになります。
学生にとっては、患者さんから自分がどのように見えているかのフィードバックを受ける機会となっています。

平成24年度までは5年次生4月から6年次生6月に行われていた臨床実習が、4年次生9月から6年次生6月に変更されました。
これにより、学生のうちから多くの患者さんに接し、より実践的な学習ができるようになりました。
また、約30ある教育協力病院において実習を行う機会が増えたので、大学病院ではあまり見ることにない一般的疾患（common disease）に接する機会も増えるといえるでしょう。
臨床実習開始時期の変更に伴い、医学専門科目は2年次生から学ぶことになります。

４年次生に対して行われるOSCEおよび６年次生で行われるAdvanced　OSCEでは模擬患者を用いて試験を行っています。
模擬患者の養成は、信州SP研修会というボランティア団体を中心に、トレーニングを１カ月に１回程度行っています。

医学教育センターには医学教育学講座が併設されており、医学教育センターの専任教員は医学教育学講座教員を兼ねています。
なお、医学教育学講座はJA長野厚生連の寄付講座です。

信州大学医学部医学科では、信州大学医学部医学科の理念と目標に則り、ディプロマポリシーの「意欲・態度」「思考・判断」「コミュニケーション」「技術・知識」にある知識と能力を十分培った学生に医師国家試験の受験資格を与えています。
詳しくは、「信州大学医学部の医学科　ディプロマ・ポリシーとカリキュラムマップ」をご確認ください。

相談窓口としては、医学教育センター（主に履修関係）のほか、学生相談室（全般）、学務第１係（全般）、イコール・パートナーシップ委員会（ハラスメント相談員）などがあります。
また、担任制を導入しておりますので、それぞれの担任の先生にもご相談いただけます。
なお、健康に関する相談については健康安全センターにて対応しております。

学外臨床実習は、県内の公立病院、赤十字病院、JA長野厚生連の各病院などを中心とする教育協力病院にて行われます。

医学教育FD(Faculity Development)とは、医学生の指導に当たっている教員に対する教育法等のトレーニングのことです。
本学医学部においては、社会から必要とされる良医を育成することを目標にしており、そのために必要な医学部の卒前医学教育担当者として必要なカリキュラム立案能力および適切な客観試験問題作成能力を医学教育FDでは身に付けてもらいます。

例年9月に1泊2日の行程で行われます。
内容は、医学教育の基礎、カリキュラムプランニングおよび試験問題作成法などになります。

特に準備は要りません。
カジュアルな格好で参加してください。