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第13回Asia Pacific Medical Education Conference (APMEC)(アジア太平洋医学教育会議)

第13回Asia Pacific Medical Education Conference (APMEC)(アジア太平洋医学教育会議)がシンガポールで開催され、清水郁夫助教が口演を致しました。
当センターで取り組んでいる診療参加型臨床実習における到達目標を策定するために開催した、指導医講習会での成果をまとめたものです。

平成26年度に30施設からのべ118名の指導医が参加してFDを計5回実施しました。当初は一般的なワークショップに準じて、診療科毎のグループに分かれて自由討議を行い、討議内容を発表するというものでしたが、指導医のアンケートを解析したところ、プログラム全体の統一性や他科の医師との意見交換がプロダクトの達成度に関わっていたことから、3回目以降はワールドカフェ風の枠組みを取り入れることにしました。すなわち、1ラウンド目の討議後に1名を残してグループを組み替え、他科の医師を交えて討議を継続するようにしました。その結果、アンケート結果を改変前後で比較したところ、作成した到達目標の妥当性、FDでの達成度がそれぞれ有意に改善しました。多様化する実習環境でアウトカム基盤型教育を実現するために、本形式での到達目標策定は有用であることが示唆されました。

Shimizu I, Kurokawa Y, Mori J, Morita H, and Tada T. (2016) World cafe-like faculty development yields more purposeful products and desired educational outcomes: a short-term action research project.

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