1. HOME
  2. 診療科案内
  3. 移植外科
  4. 肝移植を受けるための条件
診療科案内
  • 消化器外科(肝・胆・膵)主として肝・胆・膵疾患の外科治療を行っております。
  • 消化器外科(消化管)主として食道癌、胃癌、大腸癌の外科治療を行っております。
  • 移植外科肝移植医療を行っております。
  • 小児外科主として小児ヘルニア、先天性疾患の外科治療を行っております。
  • ヘルニア外来そけいヘルニアなどの外科治療を行っております。

肝移植を受けるための条件肝移植を受けるための条件

信州大学における条件

施設により多少異なりますが、信州大学で肝移植を受けるためには、以下の条件を満たす必要があります。

1.自発的な意志(小児、劇症肝炎など意志を示せない場合は家族の意志による)
2.劇症肝炎、肝硬変等が進行して不可逆的状態(もとに戻らない状態)
3.基本的には65歳以下
4.心、肺、腎機能が全身麻酔下に耐えられる
5.肝炎以外の感染症、肝臓以外の癌が無い。(虫歯なども術前に治療)
6.移植後に脳機能は自立可能な程度であると判断される

病気の重症度

肝疾患の重症度を判定する方法として以下のようなものがあります。

参考1:Child-Pugh score

項目\点数1点2点3点
ビリルビン<22~3>3
アルブミン>3.52.8~3.5<2.8
腹水なし少量、薬で調節可中等量、薬で管理不能
脳症なし軽度、薬で調節可時々昏睡
PT(%)>8040~80<40

以上の表から点数を合計し、5~6点: Grade A、7~9点: Grade B、10~15点: Grade Cと分類する。
Grade B以上は脳死肝移植の待機者として登録が可能(他の条件にもよる)

参考2:MELD score とPELD score

MELD score(12歳以上の患者)
アメリカの移植ネットワーク(UNOS)において12歳以上の肝臓移植希望患者の重症度の判定、優先順位の決定に用いられている。
PT-INR, ビリルビン、クレアチニンの値から計算される。
http://optn.transplant.hrsa.gov/resources/MeldPeldCalculator.asp?index=98
で簡単に計算する事ができる。
15点以上は移植すべきと考えられている。

PELD score(12歳未満)
患者の年齢、身長、体重、ビリルビン、PT-INR, アルブミンから計算される。http://optn.transplant.hrsa.gov/resources/MeldPeldCalculator.asp?index=99 で簡単に計算する事ができる
15点以上は移植すべきと考えられている。

参考3:メイヨー大学の予後予測(PBC、PSC)

メイヨー大学でのPBCの予後(1~7年後予測生存確率)は年齢、ビリルビン、アルブミン、PT、浮腫の有無、利尿剤の有無から計算される。(GoogleでMayo model PBCで検索すると上の方に出てくる)
http://www.mayoclinic.org/gi-rst/mayomodel1.html
で簡単に計算する事ができる。

メイヨー大学でのPBCの予後(1ヶ月~2年後予測生存確率)は年齢、ビリルビン、アルブミン、PT、浮腫の有無、利尿剤の有無から計算される。(GoogleでMayo model PBCで検索すると上の方に出てくる)
http://www.mayoclinic.org/gi-rst/mayomodel2.html
で簡単に計算する事ができる。

メイヨー大学でのPSCの予後(1、2、3、4年後予測生存確率)は年齢、ビリルビン、アルブミン、AST、食道静脈瘤の破裂の有無から計算される。(GoogleでMayo model PSCで検索すると上の方に出てくる)
http://www.mayoclinic.org/gi-rst/mayomodel3.html
で簡単に計算する事ができる。

保険が適用される病気

※高額療養費も適用されます
先天性胆道閉鎖症
進行性肝内胆汁うっ滞症(原発性胆汁性肝硬変と原発性硬化性胆管炎を含む)
アラジール症候群
バッドキアリー症候群
先天性代謝性肝疾患(家族性アミロイドポリニューロパチーを含む)
多発性嚢胞肝、カロリー病
肝硬変(非代償期)
劇症肝炎(ウイルス性、自己免疫性、薬剤性、成因不明を含む)
肝癌(転移性のものを除き非代償期肝硬変に合併するもので、遠隔転移と血管浸襲を認めないもので、肝内に径5cm以下1個、又は径3cm以下3個以内が存在する場合に限る。)

1.肝癌の長径及び個数については、病理結果ではなく当該移植実施日から1月以内の術前画像を基に判定する

2.術前画像において肝癌と判定される結節性病変は、単純CTで撮影した画像において低吸収域として描出され、造影CTで撮影した画像の動脈相において高吸収域として、門脈相において低吸収域として描出されるものをいい、これを典型的な肝癌と判定する。なお、非典型的な肝癌の場合は、最新の科学的根拠に基づく肝癌診療ガイドライン作成に関する研究班「肝癌診療ガイドライン」に基づき肝癌と診断された場合に限る。また、造影アレルギーがあり、造影CTが実施できない場合は、MRIで代用する。

3.当該移植前に肝癌に対する治療を行った症例に関しては、当該治療を終了した日から3月以上経過後の移植前1月以内の術前画像を基に判定するものとする。なお、完全壊死に陥っている結節は、肝癌の個数には含めない。

ホームに戻る

このページの先頭へ戻る