信州大学医学部歯科口腔外科
Department of Dentistry and Oral Surgery, Shinshu University School of Medicine

第48回日本口腔科学会中部地方会
(2005年10月1日、岐阜市)
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当科における嚥下造影について

 ○藤森 林、栗田 浩、小嶋由子*、宮澤英樹、上原 忍、倉科憲治
 信州大学医学部歯科口腔外科学教室
 *鹿教湯三才山リハビリテーションセンター/鹿教湯病院 歯科口腔外科

 当科では、2001年1月より頭頚部悪性腫瘍手術患者で、嚥下困難の訴えや誤嚥性肺炎やその疑いのある患者に対し嚥下造影検査(以後VFと省略)を実施している。今回我々は今までに施行したVFの実状について、若干の考察を加え報告した。
【対象】2001年1月〜2005年5月までに、VFを行った17例(女性6名、男性11名)。
【方法】粘稠度の異なる造影剤を用いてVFを行い、口腔や咽頭への残留や誤嚥の有無などを評価した。
【まとめ】頭頸部悪性腫瘍切除患者110例中17例、15%で、のべ22回VFを施行した。VF施行患者17例中6例でVF上で嚥下異常を認めた。VF異常患者6例中4例は経口摂取可能となるも、2例は経管栄養管理となった。VFの合併症は認めなかった。VFで異常を認めない患者で、数日後に誤嚥を発症した症例が2例あった。検査のタイミングを含め適応の再検討が必要であると考えられた。

左頬部に発生した大きな多形性腺腫の1例

 ○横地 恵 林 清永 成川純之助 小池剛史 栗田 浩 倉科憲治


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