ホーム >

業績・学会活動・臨床研究 > RPOC(retained products of conception)に関する観察研究

RPOC(retained products of conception)に関する観察研究
信州大学医学部附属病院 産婦人科に通院中または過去に通院・入院された患者様またはご家族の方へ当科における臨床研究にご協力をお願いいたします。

 2023年2月9日

 

「RPOC(retained products of conception)に関する観察研究」に関する臨床研究を実施しています。

 信州大学医学部倫理委員会の承認を受け、医学部長の許可を得て実施しています。この研究は、「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」の規定により、研究内容の情報を公開することが必要とされています。

倫理審査承認番号

5753

研究課題名

RPOC(retained products of conception)に関する観察研究

所属(診療科等)

産婦人科

研究責任者(職名)

山田 靖(助教)

研究実施期間

医学部長による許可日~2023年12月31日

研究の意義、目的

RPOCとは流産あるいは児娩出後の子宮内妊娠組織遺残物の総称です。RPOCは分娩後異常出血の原因となり、本研究はRPOCの診断や観血的治療を要するかどうか予測を確立することを目的とします。RPOCの診断や治療指針の確立に寄与すると考えられます。

対象となる方

2008年1月1日~2022年12月31日までの間に、信州大学医学部附属病院において分娩後にRPOCが疑われた症例を対象とします。

利用する診療記録

年齢、既往歴、妊娠歴、妊娠方法、妊娠帰結、診断時期、観血的治療の有無、腫瘤径、血清hCG値、カラードプラ法による血流の有無、病変の消失時期、転帰、緊急受診・緊急入院・輸血の有無、hCG値陰性化時期、月経再開時期、次回妊娠の有無

研究方法

上記観察項目を診療録より収集し、RPOC群と非RPOC群に分け、またRPOC群はさらに観血的治療群と非観血的治療群に分け、診療録より各種観察項目を収集し、統計学的に比較検討を行います。

共同研究機関名

本研究は、信州大学のみで実施されます。

問い合わせ先

氏名(所属・職名): 山田 靖(産科婦人科・助教)

電話:0263-37-2719

既存の診療記録、検査結果を研究、調査、集計しますので、新たな診察や検査、検体の採取の必要はありません。

当院外へ患者様を直接特定できる個人情報がでることはありません。

必要な情報のみを集計します。研究成果は今後の医学の発展に役立つように学会や学術雑誌などで発表しますが、患者様を特定できる個人情報は利用しません。

この研究にご自分の診療記録等を利用することをご了解いただけない場合、またご不明な点については、上記問い合わせ先までご連絡くださいますようお願いいたします。

研究不参加を申し出られた場合でも、なんら不利益を受けることはありません。ただし、同意取り消しの申し出をいただいたとき、すでに研究成果が論文などで公表されていた場合や、試料や情報が匿名化されて個人が全く特定できない場合などには、結果を廃棄できないこともあり、引き続き使わせていただくことがあります。