地球表面を調査するのに対して、広域性及び同時性に優れ、高能率で組織的に調べられるリモートセンシングデータを用いて、現地調査では困難かつ時間のかかる都市の経年による土地被覆変化を解析する。本研究では、対象として中国・北京市中心部及び周囲の一部分地区を選び、1991 年と1999 年の2 時期の人工衛星データを使って変化の抽出を行い、現地調査が難しく、正確な地図のない地域におけるリモートセンシング研究の応用を試みることを目的とする。