気象庁より気温における旧平年値に比べ新平年値が上昇している事が発表された。気候の変化に関しては、二酸化炭素やメタン等の温室効果ガスの増加以外にも、無漏田、首藤福田らの研究によって観測点周辺における土地被覆状況の違いにより観測地点周辺に気候変化が生じることが報告されている。このことより、気候変化というものはマクロ要因に加え、観測点周辺の土地被覆状況変化が引き起こすエネルギー消費、熱容量の増大によるミクロ要因を考えるべきである。 本研究ではミクロ要因である土地被覆状況変化による気候変化について解析を行う。更に、福田らが解析を行った関西の事例と今回新たに解析を行う長野県のデータを比較することにより、地域差によってどのような変化があるのか比較することを目的とする。 |