基礎の数学(建築(1),基幹(5)― I の2クラス共通,受講者向け連絡ページ(担当教員の名前はこちらで確認してください))


このページを使って受講者の皆さんに対し,連絡事項を書くことがありますので注意してください.


最後の講義後、次のようにまとめを書いてだしてくれた学生さんがおられました(原文そのまま)。

今回の授業で基礎の数学の授業は最後だったが、基礎の数学の授業は全体を通してとても面白い授業であったと思います。問題を解くにしても先生独特のやり方 があって興味深く、また、プレゼンテーションでは自分たちの好きな分野を調べて発表できるので、とても楽しかったです。こういった授業を数学の時間に行う というのはあまり聞かないので、先生の授業を受けられて本当によかったと思います。前期だけという短い時間でしたが本当にありがとうございました。


次のように書いてくださった学生さんもおられました。担当教員として反省材料としていきたいと思います(原文のまま)。


基礎の数学が終わって

基礎の数学の授業を初めて受けた時は、これが大学の授業というものか、と思った。私は高校の雰囲気がまだ抜けきれていなかったので、そのシステムに戸惑っ た。しかし、段々と基礎数学という授業を受けるチャンスを生かすも殺すも自分次第、自分次第ではいか様にもなれる授業であったと感じた。後半の発表も内容 をも発表方法も様々に聴けて有意義だったが、先生の授業中の話が減ってしまったのが一つ残念だった。


学生さんによるshort talkのタイトルはこちら(建築基幹).

第10回では次のようなレポートもありました(1文字の漢字訂正以外は原文のまま)。

このグループがいっていた「権力実体説」を聞いたとき、感じるものがあった。「Bが普段滅多にしないことAがBにさせるというのは、AはBに対して権力を 持つということである」の言葉は身の回りで多く起きていることであり、自分自身体験済みであったので理解しやすかった。最後に先生のいっていた「数学で人 を説得することの便利さと罪深さ」というのも深く納得できるものであった。建築を勉強していく上でぎりぎりのところで思い悩んでいきなさいという言葉にも 感銘を受けた。更なる精進に励みたい。

(注:上は建築23班に対するレポート。)

「先生の話を聞いて」
 権力計算の発表の後、先生は「数学というものは物事をはっきりとあらわすため、とても拘束力(=権力)がある。」といっていました。考えてみれば、人は 天気予報の降水確率、大学の偏差値、株価など、様々な数字に一喜一憂しながら生きています。そう思うと、先生の行った言葉はとても核心をついていて、聞い た時に「確かに!!」と思わず声を上げてしまいました。普段何気なく目にする数字も、自分の味方になるように一生懸命勉強したいと思います。

(上は建築23班の発表後のコメントに対しての笹原千晶さんのレポートです。原文のまま。)


以下は学生さんが第9回目の講義でレポートしたものからの抜粋です(原文のまま)。

この班の発表を聞いて、数学の根本を思い起されたような気がした。我々は幼いころ彼らが発表してくれたような数学パズルを楽しくやっていたのに、いつの間 にか年を重ねるごとに数学嫌いが増えていき、数学を離れていくものもいる。非常に残念なことだ。じっくり考える楽しみ、ひらめいた時のなんともいえない感 動……数学に対する真っ白な心を忘れずにこれからも学んでいきたい。

(注:上は建築19班に対するレポート。建築学科の発表リストのリンクはこちら。)


以下は一人の学生さんが「第4回講義の感想」と題して書いた文章です(原文そのまま).

第4回講義では印象に残ったことが2つあった。一つは集合についてである。今まで、ただの数の集まりくらいにしか思ってなかった。しかし、先生の説明を受 けて解説して頂いたら、そんな定義があったのか、と驚き、興味深かった。もう一つは、数学者はなんて不安定な世界で生きているだろうと思ったことだ。明確 な形もなく、信じていたことが簡単に覆されるような数学の世界で自分なりの解を導くことはとても不安だろうと思った。



4月の連絡(3):Course N@viにより,新シラバスを受講者に連絡しました.

               (2):Course N@viにより,事前学習期間のレポートを受け付け可能に致しました.
         また,自由な議論の場もCourse N@vi上にて提供しておきました.但し,被災地出身の
         学生や科目登録が完了していない学生が含まれている場合を考慮し,充分な提出期間を設け,
                                    提出レポートは希望者のみとします.
         仮に上記の理由により提出したくても提出できなかったという場合,本人の努力で
         講義期間内に充分取り返せるように配慮していきます.


     (1):震災により,講義開始日並びに講義日程が変更となりました.
         熟慮の末,皆さんの不利益にならないように学習日程・方法を再考し,変更しました.
         変更後の学習日程・方法,成績評価法など,初回講義において丁寧に指示致しますので
         聞き逃さないように注意してください.
         この変更により,当初予定していた,最初の講義における「理解度の確認」は行いません.
         但し,最初に作成したシラバスは残しますので各自学習の目安にしてください.

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