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植物-微生物共生を
分子から生態まで
Laboratory of Soil Biology
菌根菌接種
購入川砂をバットに広げ乾燥させる。
大型篩を用いて0.5-2.0 mmの川砂を回収する。
(篩が目詰まりしていないこと)
水道水で川砂をよく洗い、濁りが無くなるまで何度も水を交換する。
川砂をオートクレーブバックに詰め、100℃で1時間オートクレーブする。
底面に穴をあけた50ml遠沈管を121℃で20分間オートクレーブする。
遠沈管に厚型ろ紙(ø 8 mm)を入れ、さらに滅菌川砂を薬さじで充填する。
(
川砂を一度にすり切れまで充填させてから
、机に軽くたたきつけ遠沈管内に空間が生じないようにする)
蒸留水で川砂を湿らし、小型薬さじで中央に
7~8 cm深ほど
の穴を開ける。
遠沈管に入った
Glomus intraradices
(4000胞子/ml)をクリーンベンチ内で必要分だけ分注する。(コンタミ注意。
胞子をよく懸濁
させた後に滅菌スポイトで取る)
蒸留水で胞子密度を500胞子/mlに合わせる。(例:胞子原液5ml+蒸留水35ml)
胞子懸濁液1mlをスポイトでポットに接種する。(胞子は沈みやすいので
胞子をよく懸濁させながら接種
する)
ミヤコグサ実生を移植し、蒸留水を適量与える。
乾燥を防ぐためSun Bagに入れ、インキュベーター内(250 µmol s
-1
m
-2
)で栽培する。
2日に1度、蒸留水と1/2 Haogland溶液(100 µM Pi、微量元素含む)を10mlづつ交互に与える。
接種後約2週目にSun Bagをはずして栽培する。
注意点
始めの1週間は乾燥による枯死を防ぐため毎日蒸留水を与える。もしくは1~2週間Sun Bagの口を完全に閉じておく。
もし、枯死してしまったら、接種時に余った実生を移植する。
弱光、過湿で感染率が低下する。
ミヤコグサGifuでは菌根による生育の効果は接種後約3週目から現れ、4週目の時点で感染率は80%前後に達する。
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