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手良沢山演習林保全区のウラジロモミ 伐採作業等をほとんど入れることのない保全区にはウラジロモミやミズナラなどが残されていますが,これ以上,繊維が進むのか不明です。 手良沢山演習林 photo by A.Koide, Oct.,2013 |
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霊仙寺国有林の低コスト造林試験地 生産造林一貫作業、コンテナ苗の利用、下刈り回数の軽減によって低コスト造林をはかります。 信濃町 photo by T.Shirota, Jul.,2014 |
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根羽村の伐採造林一貫作業試験地 根羽村は低コスト林業に取り組み始めました。コンテナ苗を用いた伐採造林作業と帯状伐採の組み合わせによって,作業の効率化をはかります。 根羽村 photo by T.Shirota, Dec.,2013 |
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ヒノキ天然林 300年生のヒノキ天然林で調査を開始しました。風倒木もそのままです。2mのササをかきわけながらの調査です。 木曽・王滝村 photo by T.Shirota, Jun.,2013 |
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ヒノキ下層植生の紅葉 人工林の林床に下層植生が発達すると景観的にも美しく変わります。しかし,人工林の林床を構成する樹木には赤く紅葉するものは少なめのような気がします。まったく無いわけではないのですけど。 伊那・手良沢山演習林 photo by T.Shirota, Nov.,2012 |
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ヒノキ天然林 今年も王滝村でのヒノキ実生更新調査が始まります。写真は300年生の木曽ヒノキ林です。倒木更新によるものと思われる根株の持ち上がりがいたるところで観察され,人口植栽ではないことが伺えます。 木曽・王滝村 photo by T.Shirota, Sep.,2012 |
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ダンコウバイの花 今年は春が遅い伊那谷ですが,ダンコウバイの黄色い花が咲き始めました。ダンコウバイ(Lindera obtusiloba)はクスノキ科クロモジ属の落葉小高木で,この周囲ではよく見かけることができます。信州大学の農学部キャンパスでは,レンギョウとともに,いち早く花を咲かせる樹木と知られています。独特の香りが強くなり始めると,春の到来も本格的になるのでしょう。 構内演習林 photo by T.Shirota, Apr.,2012 |
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雪の農学部キャンパス 農学部のある伊那谷に流れ込む風は中央アルプスを超えてくるので,とても乾いています。雪も乾雪なので軽く,風に舞いやすいため,風の流れの観察にはもってこいの道具となります。雪の動きを見ていると,風が渦巻く様子や,渦が枝分かれしている様子,その渦の太さが一様ではなく,時々枝分かれしていることもわかります。渦のなかでは雪が舞い上がったりするのですが,渦と渦の狭間ではゆっくりと流れ落ちる場所があります。強風が吹くと,この渦の流れはリセットされ,そうしてまた,新しい渦の秩序が生まれます。日ごろから,このような渦が存在しているのでしょうが,それを見る機会はあまり多くありません。農学部のキャンパスは,このような観察にとても適したところです。 構内演習林 photo by T.Shirota, Jan.,2012 |
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アカマツの展葉 この六月から,建物改修のため,AFC棟に間借りさせていただいています。前庭のアカマツ(Pinus densiflora)が展葉を開始しました。これらのアカマツはすでに成熟段階にあり,葉群も大枝を単位としたクラスター構造を示しています。大枝クラスターごとに新葉の量が異なっていますが,新葉が少ない大枝クラスターもこれから新葉の量を増していくのかもしれません。いずれにしても展葉プロセスが大枝クラスターごとに異なるという現象は,興味深く感じられます。樹冠の上の大枝クラスターでは新しいシュートが良く伸長しているのですが,樹冠中部から下部にかけては,シュート伸長が盛んな大枝クラスターのすぐ上の大枝クラスターでは伸長が小さいといったように,不連続に変化しています。 構内演習林 photo by T.Shirota, Jul.,2011 |
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ウワミズザクラの開花 ウワミズザクラ(Prunus grayana)は明るくやや湿性の立地を好み,信州ではよく見かける桜である。花序は総状で,桜のイメージとは少し離れるかもしれない。類似の花をつけるイヌザクラが花のシュートに葉をほとんどつけないのに対し,ウワミズザクラは数枚の葉をつけている。樹形形成上の際立った特徴として落枝現象が挙げられる。メタセコイヤと同じように,秋になると,ほとんどのシュートが枝ごと落ちてしまう。落ちた後から当年枝が出るため,古い枝に新しいシュートが着生し,その付け根がこぶ上になる。そのような「違和感」を感じることができるため,遠くからもウワミズザクラがあることがわかる。しかしながら,落枝現象の生活史戦略上の意味は明らかではない。 構内演習林 photo by T.Shirota, May.,2011 |
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高遠城址のコヒガン 桜の名所,高遠城址は農学部キャンパスから30分ほど足を伸ばしたところにあります。高遠の桜はコヒガン(Prunus subhirtella)ですが,これはマメザクラとエドヒガンの交雑種と考えられています。私たちの講義,森林科学演習T(造林学研究室)の一環として,エドヒガンとコヒガンの樹形の違いを観察してきました。エドヒガンとコヒガンザクラの樹形形成パターンは共にTroll型であり,違いが認めらませんでしたが,コヒガンはエドヒガンよりもシュートが小型であり,分岐の密になっていました。これによって,繁殖器官が密で枝先まで配置される,樹冠内枯死が生じ易い,リタレーションによる樹冠修復が頻繁になっているなどの違いが生じていると考えられました。 追補:高遠のコヒガンはコヒガンではないという意見もあるようです。2012年の春には,花を観察しながら,種を吟味する野外ゼミを予定しています。 高遠城址跡 photo by M.ARAI, APR.,2011 |
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構内演習林のコムラサキ 自然度の高い信大農学部の構内にも,いくつかの花木が植栽されています。コムラサキ(Callicarpa dichotoma)もその一つで,秋に鮮やかな実が色づきます。人の目には美しいのですが,鳥たちにとってはどうなのでしょうか。冬になり,食べるものが少なくなってきてから,ようやく実がなくなってくるという印象を受けました。根拠のない話ですが,この実の色は葉と同化してしまっていて,落葉してから出ないと見つけ難いのかもしれません。近縁種のムラサキシキブ(Callicarpa japonica)は人工林の林床に普通に見られる低木です。コムラサキよりも花実が疎らに着いています。 AFC構内ステーション photo by T.SHIROTA, Nov.,2010 |
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西駒演習林のオオヤマレンゲ 6月下旬,西駒演習林にはオオヤマレンゲ(Magnolia sieboldii)の花が咲き乱れます。オオヤマレンゲは,ホオノキと同じく原始的なモクレン科の植物です。中国産のものなどが花木として植えられることもありますが,日本に自生するオオヤマレンゲは絶滅危惧種に指定されており,伐採はもちろん,枝葉や種子の採取が禁じられています。 AFC西駒ステーション photo by T.OKANO, June,2010 |
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早春の西駒演習林 西駒演習林の登り口はブナクラスに位置づけられます。構内よりも少し遅れて木々が芽吹き,私たちのフィールドシーズンが始まります。 AFC西駒ステーション photo by H.YONEYAMA, May,2009 |