News Release

信州大学×市立長野高校「探究課題の問いをつくるワークショップ」を開催 2015年7月27日

2015.07.27 お知らせ

長野市立長野高校2年の生徒10人と信大生11人が参加する、信州大学×市立長野高校「探究課題の問いをつくるワークショップ」が7月27日、信州大学国際科学イノベーションセンター2階の「オーバルスタジオ」で開かれました。6月に開所した同センターのワークショップ専用スペースが初めて高校生に開放され、さまざまな色に変化するLED電球が空間を演出する中で、活発な議論が交わされました。

高校の「総合的な学習の時間」に行われるキャリア教育の授業として、市立長野高校と信州大学工学部の共催で行われ、産学官・社会連携推進機構リサーチ・アドミニストレーションセンター(URAセンター)、アクア・イノベーション拠点も協力しました。同ワークショップは、生徒たちが自分の興味・関心のあるテーマについて調べ、課題を絞り込むプロセスをグループで実践し、12月に個々に行う予定の研究課題の発表に役立てる試みです。

参加した高校生たちは三つのグループに分かれ、ファシリテータの信州大学リサーチ・アドミニストレーターの林宣伶さんの進行に従い、共通に興味を持てるテーマを決め、キーワードを出し合いながら多数の疑問文を作成。これらの疑問文の中から、学術的新規性、社会的意義、実現可能性などを基準に、探求すべき課題を絞り込むプロセスを学びました。また、信大生11人も高校生のグループに加わり、同時並行で同じプログラムに挑みました。

担当した工学部広報室長の香山瑞恵教授は「工学部、URAセンター、アクア・イノベーション拠点の連携から生まれたこの活動が、高校でのキャリア教育の一助となれたことがとても嬉しい。今回、初めて開発された探究課題の問いを作るワークショップは、信州大生が自分の興味や研究を整理するのに大いに役立つと感じた」と話しました。



P1010222.JPG





<オーバルスタジオ>

 オーバルスタジオは、白いカーテンで仕切られた楕円形の空間に、グループワーク用の6角形のテーブルといすが並び、多様な意見を出し合うワークショップ専用のスタジオとして作られました。カーテンレールに沿って配置された98個のLED電球が、さまざまな色に空間を彩るユニークな演出は国内初の試みで、同じくセンター2階に設置されたスクエアスタジオとともに、新たなイノベーションの創出を目指すワークショップスペースとして期待されています。



P1010164.JPG

CATEGORY ARCHIVES
ページの先頭へ戻る