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授業の紹介
2019/06/21
6/14(金)「地域活性化システム論」
第9回 地域活性化システム論(20190614)
6月も気づけば、もう後半。20歳を過ぎると時の流れが速いことを実感している浅川です。
今回は全4回の「特別講師・大島正幸コーディネート授業」の3回目!
ゲストにダイアモンドメディア・代表取締役の武井浩三さんにお越しいただきました。
武井さんをひと言で表すなら、「組織クリエイター」。
そして、講義のタイトルは、「チームは作るものではなく生まれてしまうもの」。
いや、よくわかんない!(笑)と講義が始まる前に感じましたが、失礼しました、講義終わりには、なるほど、そういうことか!と納得できました。
講義は、学生が所属するコミュニティを洗い出すことから始まりました。僕自身もやってみましたが、書き始めると、なんか...多いぞ??いつもは「コミュニティ」と思っていないような身近な繋がりがたくさんあるのです。
コミュニティは
・きっかけとなる行為
・楽しいから継続
・仲間が増える
・役割分担が生まれてくる
・目的が生まれてくる・変わってくる
この過程を通して生まれます。
それでは、どんなコミュニティ・組織が理想的なのでしょうか。
武井さんがご自身の会社で大切にしているのが「自然経営(ジネンケイエイ)」という考え方です。
この「自然経営」を説明するために、いろいろと考えるべきことがあります。
自然経営は「生命的組織」において生まれます。
そこで、生命的組織の説明から始めます。
組織はプラモデルのように、自分で組み立てるもの、というイメージが強いかもしれません。壊れたら、修正して、直していく。それを「物的組織」と表現します。今までの多くの企業や組織がこの形態でした。
対して、まるで生き物のように、成長したり、自分で傷を治したり、時には死んでしまったりする組織を「生命的組織」と表現します。それが武井さんが目指す組織の理想像なのです。
自然経営は、組織が生き物であるからこそ成立する考え方です。
組織の自浄能力や、意思決定に身を任せ、徹底的にヒエラルキーを排除する、経営方法なのです。
最初のキーワードである「組織は生まれてしまうもの」。
生命的組織では、生まれるのも、成長するのも、死んでしまうのも、誰かが決定するものではなく、「自然と」そうなってしまう。
そんな風に僕は受け取りました。
けれども、僕はこの記事を書きながらも(書き直しを繰り返して今4回目ですが...笑)、自然経営について、この理解でいいのかなぁと迷い続けています。それだけ、新しく、革新的な考え方なのだと思います。
だからこそ、黎明期である今は、それぞれ違う理解でもいいのでは!
それのぶつけ合いで、「自然経営」の形を作るのが僕らの世代の役目だと思います。
ある種、心地の良いもやもやを抱えながら、これにて筆を置かせていただきます。
それでは、また来週お楽しみに!
(文責:浅川雄介 信州大学経法学部2年、ローカルイノベーター養成コース2期生)