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用語解説

あ~お

IR(Institutional Research)
  • 大学の機関調査と訳される。

    IRの定義には、「高等教育機関の理解(understanding)、計画(planning)、機能(operating)の改善を導く研究」(AIR, 2008)、「機関の改善や経営のための研究にとどまらず、当該機関の変化を促進する順応的機能(adoptive function)」(Peterson, 1999)、「高等教育機関における計画策定、政策形成、意思決定の支援のための研究を行う部門」(Saupe, 1990) 等がある。
    IRは、外部組織への対応と同時に組織内部へのフィードバック機能を持つので、高等教育機関としての組織改善と効率的運営に寄与することが期待される。

アカウンタビリティー(accountability)
  • 「説明責任」「説明する義務」と訳される。

    キンジーによれば、高等教育において「一般にアカウンタビリティーという言葉は、カレッジや大学が最も合理的な費用で可能な限り良い教育を生み出すために、効率的かつ効果的な方法で学内資産を活用する責任を持つことに関して使用される」。

    説明する相手は、補助金を出す政府や自治体(ひいては税金を納める人々)、研究助成金を提供する団体(企業・財団)、学費を払う学生自身や両親、認証評価機関など、ステークホルダーと見なされる。
    「アカウンタビリティー」という言葉それ自体は、「個人あるいは組織が、自身の活動を誠実に実行し(account)、責任を引き受け、その結果を透明性をもって公開すること」(Business Dictionary.com)という意味をもつ。

    参考:ジリアン・キンジー「アメリカの高等教育における学生調査とIRの拡大する役割」山田礼子編著(2009)『大学教育を科学する:学生の教育評価の国際比較』東信堂, p.175.

AP (Admission Policiesアドミッション・ポリシー)
  • 大学が受け入れる学生を決定する方針のこと。

FD
  • Faculty development。大学教員の教育能力を高めるための実践的方法」のことであり、大学の授業改革のための組織的な取り組み方法を指す。

    Facultyとは、大学の教員あるいは教員の集合を指す。大学設置基準第25条の3で、「大学は、授業の内容及び方法の改善を図るための組織的な研修及び研究を実施するものとする。」と定められ、それまでは努力義務であったFDが、義務となった。

オフィスアワー
  • 学生が学業や学校生活全般に関する質問をしたり,相談あるいは個人的な指導等を受けるために設定された時間のことで、学生は事前の予約なしでも訪問することができる。

か~こ

CP (Curriculum Policies カリキュラム・ポリシー)
  • 大学全体、あるいは学部・学科において、ディプロマ・ポリシーに定められた知識・スキル・態度などを学生に系統的に修得させる目的をもって、個々の授業を設置したり配置したりする方針のこと。

CAP制(キャップ制)
  • 学生が各学期に履修登録をする際、その登録科目数(単位数)の上限を定めた制度。

    単位制度を実質化(1単位当たり必要な45時間の学修時間を確保)し、学修すべき授業科目を精選することで、十分な学修時間を確保し、授業内容を深く身に付け、各学期にわたって適切に授業科目を履修することをねらいにしている。

教育の質保証
  • 研究の成果と同様、教育の成果も大学に対して求められるようになったのはここ数十年間のことで、しかも世界的な傾向である。

    教育の成果をどうとらえるかに関しては、大きく二つの方向性がある。
    一つは品質管理の側面を強調する成果の捉え方、もう一つは付加価値の側面を強調する成果の捉え方である。
    前者は一定の水準に達することを教育の成果として設定している場合で、免許取得や資格試験の合格等を前提として教育を提供するプログラムはこの側面を強調する。イギリスはこの側面を強調している。

    反対に、リベラルアーツなど、具体的あるいは測定可能な知識や技能に結び付けて評価することが困難な分野では、高等教育を受けた者としてふさわしいとされる態度や価値、人生観、信条、意思決定能力などが、大学教育によって形成された(つまり付加価値がついた)ことを、卒業研究の内容や学生調査などから判断する。この方針はアメリカで一般的である。

    これらの二つの立場は相反するものではなく、分野の性質や卒業後に期待される進路などとの関連において、加味する度合いや割合などが変わると考えられ、どの分野でも二つの側面の評価が相互補完的に行われていると考えられる。

さ~そ

初年次教育
  • 大学一年生を対象に提供される、高校から大学への円滑な移行を目的として行われる教育プログラムのこと。

    学習スキルに特化するものから友人関係などの構築支援まで、様々な種類・形態がある。
    「高校からの円滑な移行を図り、学習および人格的な成長に向けて大学での学問的・社会的な書経験を"成功"させるべく、主に大学新入生を対象に総合的につくられた教育プログラム」と定義される(濱名・川嶋編2006)。

JABEE
  • 日本技術者教育認定機構(JABEE : Japan Accreditation Board for Engineering Education / 設立 1999年11月19日)は、技術系学協会と密接に連携しながら技術者教育プログラムの 審査・認定を行う非政府団体。

GPA(Grade Point Average)
  • 各科目の成績を4点で表記したもの(GP:グレードポイント)を、その科目の単位数とかけあわせ、履修したすべての科目について同様に算出して合計した値(GPT)を、1単位あたりの成績を算出したもの。

    GPA制度では、成績はA("Outstanding"4点)、B("Good"3点)、C("Satisfactory"2点)、D("Poor"1点)、F("Fail"0点)で表記する。学習の合格水準はC以上の成績になるが、D以上の成績で単位認定される。
    卒業要件にGPAが2.0程度と定めることにより、科目単位で多少の不得意があっても平均して2.0以上の成績を維持することを学生に求めるもので、卒業時点での教育・学習の質を保証しようとする制度である。

    優秀学生プログラムへの資格、奨学金の付与や大学院入学などの際にGPAが利用される。

GPT
  • Grade Point Total。各科目の成績を科目の単位数とかけあわせ、履修したすべての科目について同様に算出して合計した値。
    これを総履修単位で割ったものがGPA(Grade Point Average)である。

    Total Grade Pointsと表記する方が一般的。

ステークホルダー
  • 大学に影響を与え、あるいは大学からの影響を受ける人々で、大学に関する利害関係を持つすべての人々のこと。

    中教審答申では、大学は環境問題や社会問題にも取り組み、説明し、社会から評価を得ることが必要であると述べられている。即ち、ステークホルダーを意識したマネジメントと情報公開・説明責任が要求される。

    大学におけるステークホルダーとして、学生、学生の父母等、教職員、受験生、卒業生、予備校、後援会、高校、企業、研究者、寄付者、監督官庁、債権者、金融機関、取引先、マスコミ、評価機関、市民団体(NPO・NGO)等が対象である。

た~と

大学設置基準の大綱化
  • 大学設置基準では、大学の開設する授業科目を「一般教育科目」、「専門教育科目」、「外国語科目」、「保健体育科目」に区分し、かつ、それぞれの科目について卒業までに修得すべき単位数などを定めていたが、1992(平3)年、それぞれの大学が社会のニーズに適切に対応し、より一層特色ある教育研究を展開できるようにと、下の2点のみを定め、授業科目の区分や必修単位数などを自由に決定できるようにした。

    ・大学設置基準
    【第2条の2】
    大学は、学部、学科又は課程ごとに、人材の養成に関する目的その他の教育研究上の目的を学則等に定め、公表するものとする。
    【第19条】
    大学は、当該大学、学部及び学科又は課程等の教育上の目的を達成するために必要な授業科目を自ら開設し、体系的に教育課程を編成するものとする。

    参考:文部科学省ホームページ:http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/daigaku/04052801/001.htm

大学評価
  • 大学評価とは、「大学という高等教育、学術研究、社会サービスにかかわるシステム・機関・組織の評価」(有本2004)、「大学という社会制度ないし個別の高等教育機関の組織や昨日のもつ価値(または効果)を、一定の目的に照らし、一定の水準に基づいて科学的に判定する過程」(喜多村1991)と定義され、「大学組織が社会的存在理由を証明することによってアカウンタビリティ(説明責任)を果たすこと、自己研究によって組織の問題点や課題を改善すること」(有本2004, p.5)が目的とされる。

    1991年には自己点検・評価の努力規定が導入された後、1998年には第三者評価機関設置の必要性の答申が出され、2000年に大学評価・学位授与機構が設置された。
    2004年には国立大学法人評価委員会が設置され、6年間の中期目標・計画の達成状況によって資源を配分することになった上、公立・私立大学についても、認証評価機関による第三者評価を受けることになった。

    参考:有本章「大学評価の理論と方法」山野井・清水編著(2004)『大学評価の展開』東信堂, pp.5-26.

DP (Diploma Policies ディプロマ・ポリシー)
  • 大学が、学生に学位を与えるに足ると判断する方針をさだめたもの。学生が大学で学び、卒業までに身につけるべき知識・スキル・態度などを明記している。

は~ほ

評価
  • 高等教育機関における評価作業の基盤となるのは、(1)参照基準評価、(2)付加価値評価、(3)ベンチマーキング評価、(4)予測評価、の4つの評価形態である。

    (1)参照基準の目的は、個々人の理解や達成の度合い、またそれぞれのプログラムが、設定された水準あるいは合格ラインの上か下かを決定することである。しかしスイング(参考文献)によると、この方法は、既存のプログラムの欠点を指摘するのにより適している。

    (2)付加価値評価は、アスティンによって提唱されたI-E-Oモデルを基準としている。「Input(入学時点)」「Environment(環境=大学生活)」「Output(卒業時点)」の三種類のデータを比較することによって、卒業時に学生が個々にあるいは集団で、どのような価値を身に付けたかを評価し立証するものである。

    (3)ベンチマーキングを設定する作業は、アウトプットデータが測定されて可能になる。I-E-Oモデルの変形版として見ることができるが、ここではアウトプットのみが計測される。インプット要因において、またアウトプットデータにおいてピアとなる大学を探し、それらが提供するプログラムや支援などの環境の「質」を分析して自大学の目標が適当か、また学生の学習達成が適当かを評価する。また、モデルとなる大学や模倣したいと思うような部局と照らし合わせて、ベンチマーキングを設定する際の目標を定めることもできる。

    (4)予測評価はI-E-Oモデルの応用であり、計測されたインプット変数と環境変数を統計的に分析することで、それ以降の介入プログラムがない場合に想定される結果を予測するもので、学生にとって望ましくない結果(低成績、中退、学則違反など)が生じる前に「ハイリスク」学生を探し出し、適切な指導を行うために用いられる。
    ただし、この形態の評価は、予測の正確性を確かめることはできない。
    介入プログラムが試みられた場合や、教員が学生を指導し影響を与えた場合、最終結果が予測結果と異なることがあるからである。

    参考:ランディ・スイング「初年次教育の評価入門」濱名・川嶋編(2006)『初年次教育―理論・歴史・実践と世界の動向―』丸善, pp.223-243.

ピアサポート
  • ピア(peer)という言葉は仲間という意味で、ピアサポート・プログラムは学生同士の支援制度のこと。

PBL
  • Problem Based Learning 問題解決型学習。学習内容を系統的に学ぶ方法ではなく、解決するべき課題が与えられ、その解決のために必要な知識やスキルをその過程で発見し、修得し、援用して学んでいく学習スタイル、あるいは教育方法のこと。

ま~も

メンター
  • 先輩の立場から、後輩の相談を受けたりアドヴァイスを与えたりして個人レベルで応じる相談役のこと。学生にとっては一、二年上の先輩、教職員にとっては職場の比較的立場の近い同僚などが適当である。

ら~ろ

リメデイアル教育
  • 補習教育。

    大学の入試の多様化や学習指導要領の変更により、大学で必要とされる科目や内容を十分に習得しないまま大学に進学した学生に対し提供される教育。
    入学前教育や初年次教育の一環として行っている大学もある。リメディアル(remedial)は、もともと「治療する」「矯正的な」という意味を持つ単語で、「リメディアル教育」という場合には、それが転じて「補習の」「改善的な」という意味で使われるようになった。

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