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おひさま保育園の園児から見た信州大学 -ケヤキ並木の " おじいちゃん "-

2026.08.20  [ お知らせ ]   [ 信州大学を学ぶ ] 
松本キャンパスの旧メインストリート(東側から撮影)

松本キャンパスの旧メインストリート(東側から撮影)

 松本キャンパスにあるケヤキ並木をご存知でしょうか。医学部在学生や卒業生の方々はもちろんご存知・・・ですよね???医学部医学科の基礎棟と臨床棟の間にケヤキ並木があり、そこに中庭「mPATIO」もあります。実は正門が現在の場所へ移動するまでは、松本キャンパスのメインストリートは元々こちらでした。現在の正門より南側に、1971(昭和46)年まで機能していた正門跡もあります。国道143号線から松本キャンパスを見ると、石垣の色が一部違いますので探してみてください。建物や木々の並びから、旧メインストリートの気配を感じることができます。ぜひ国道側からも、松本キャンパスをご覧ください。

 さて、信州大学の学内保育園である信州大学おひさま保育園では、このケヤキ並木周辺を「おじいちゃん広場」と呼んでいます。

 その由来は...ケヤキ並木にある初代医学部長竹内松次郎の銅像です!

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 竹内松次郎(1884(明治17)-1977(昭和52))は信州大学の前身校の一つである松本医学専門学校校長、松本医科大学学長を歴任し、信州大学開学に際しては設置事務局長を務めるなど創設に尽力し、初代医学部長となった人物です。銅像は1981(昭和56)年5月に第6代信州大学長加藤静一ほか有志が建立しています。2009(平成21)年には医学部卒業生のうち成績優秀者を表彰する「竹内松次郎賞」が創設されました。

 ケヤキ並木は、竹内松次郎が1946(昭和21)年4月に松本医学専門学校のメインストリートの両側に記念樹を植栽させたものです。これは松本医科大学の創立(医学専門学校から医科大学への昇格)を記念してのものでした。写真右端の人物が、記念植樹に立ち会う竹内松次郎です。


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『信州大学医学部二十五年史』p.88より

 おひさま保育園の園児たちは、竹内松次郎の銅像を「おじいちゃん」の愛称で親しんでおり、散歩の時には「こんにちは」と挨拶をしたり、周りで遊んで過ごしています。

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 いつ頃から「おじいちゃん広場」と呼ばれ始めたのか正確な時期は現時点で不明ですが、おひさま保育園の園長先生に伺ったところ、2001(平成13)年にはすでに呼ばれていたそうです。
 信州大学の学内保育施設は、1965(昭和40)年12月1日に開所した「医学部附属病院授乳所」から始まりました。医学部や医学部付属病院に勤務する女性の医療従事職員が産後も仕事を続けられるように設営された保育施設でした。その後、医療従事職員以外からも保育を望む声があったこともあり、男女共同参画推進事業の一環として、愛称であった「おひさま保育園」を正式名称として同施設を建替えて拡充、2013(平成25)年11月1日に学内保育園「信州大学おひさま保育園」が開園しました。
 
 おひさま保育園の卒園生もしくは関係者の方で、2001年より前に「おじいちゃん広場」の名称を使っていた方、もしくは竹内松次郎の銅像を「おじいちゃん」とよんでいた方がいらっしゃいましたら、ぜひ大学史資料センターに情報をお寄せください。
 信州大学の開学に大きく携わった竹内松次郎は今、ケヤキ並木の木漏れ日の中で遊ぶ子供たちを優しく見守っています。

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