小林直也研究員が若手奨励賞を受賞

信州大学アソシエイト研究員の小林直也さんが、平成28年6月7~9日に開催された第16回日本蛋白質科学会年会(福岡国際会議場)における優れた研究発表に対して、若手奨励賞が授与されました(学会ホームページにて公表)。

本大会では、ポスドクおよび助教に相当する職にある正会員と意欲のある学生会員で40歳未満の方を対象とした若手奨励賞に24名の応募者があり、審査により6名が受賞者として選考されました。



 小林さんの受賞題目は「人工蛋白質ナノブロックの設計開発による自己組織化超分子ナノ構造複合体の創出」で、学術研究院繊維学系 新井亮一准教授の指導のもとに本学大学院在学時より行われた研究です。

独自の人工蛋白質を用いて新しいコンセプトの"蛋白質ナノブロック"を設計開発し、樽型や正四面体型等の多様な自己組織化超分子ナノ構造複合体を創り出すことに成功した研究成果(信州大学研究成果プレスリリース)等が高く評価されて今回の受賞に至りました。

なお、本研究は、小林直也さんが本学大学院総合工学系研究科博士課程在籍時より、先鋭領域融合研究群バイオメディカル研究所(協力教員)新井亮一 准教授や環境・エネルギー材料科学研究所(併任教員)佐藤高彰准教授らとの共同研究として先鋭領域融合型研究として実施されました。

本成果は、今後、蛋白質工学のみならず、ナノテクノロジーや合成生物学分野等の発展研究への貢献が広く期待されます。

新井亮一准教授(左)と小林直也研究員