NEWS
お知らせ

ニュース2021.05.06

UPMとのオンライン海外研修

本学学生とUPM生による最終プレゼンの様子

グローバル化推進センターは、「グローバルコア人材養成コース」のオンライン海外研修である「タンデム型学習によるUPM(マレーシアプトラ大学)との社会課題解決型共修プログラム」を、3月1日から27日まで開催しました。

コロナ禍により短期海外研修が実施できなくなった2020年度、信州大学はUPMと共同でその代替プログラムであるオンライン研修をCOIL型協働学習として開発し、実施しました(信州大学担当:仙石祐講師・永田浩一准教授/グローバル化推進センター UPM担当:ノルヒサム教授/UPM工学部・ハニ講師/UPM経済学部)。

*COIL: Collaborative Online International Learningの略称。

本学からは34名、UPMからは31名が参加し、両大学の学生からなるグループに分かれ、英語と日本語、マレーシア文化と日本文化を互いに教え合うというタンデム型学習をベースとしたプロジェクトに取り組みました。プロジェクトの第1部では「SDGsへの貢献」をテーマに、UPMのノルヒサム教授とナシレン教授の講義を受講したあと、SDGsについて議論し合い、最終プレゼンを行いました。

第2部では「観光プランの立案」をテーマに、元マレーシア政府観光局の徳永誠様の基調講演の後、議論を行いました。学生たちはプログラムを通じて相手国の政治・経済の状況やコロナ禍の状況などを聞きながらプロジェクトに取り組み、最後は英語で堂々とプレゼンをしていました。また、長野県松本県ヶ丘高校探究科の学生や、信州大学教育学部付属松本中学校の生徒も参加し、様々な意見交換を実現しました。

プログラムに参加した学生からは「コロナという状況を一切気にせずにプロジェクトを楽しむことができた」、「海外研修にかかる費用が抑えられることや実際に海外に行くよりも取り組みやすい点が良い」などの感想が寄せられました。

今後グローバル化推進センターでは、COIL型教育プログラムに基づくオンライン海外研修の展開を計画しています。