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2018.07.02

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【地域防災減災センターから】「災害時のデマに注意 あわててリツイートする前に」

【地域防災減災センターから】「災害時のデマに注意 あわててリツイートする前に」

平成30年6月18日に大阪府北部を中心に発生した最大震度6弱の地震災害は甚大な被害をもたらしました。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

この地震発生にともないSNS上では、「シマウマが脱走した」という写真をはじめ数々の事実と異なるデマ情報が発信され、多くの人にリツイート(再投稿)されて広まりました。大災害にともなって、こうしたデマや流言が出回ることは、これまでもしばしば確認されていますが、近年のインターネットやSNSの普及で、デマ拡散の規模やスピードが著しく拡大されています。
災害時のSNSの活用は、マスコミがカバーできない身近な情報をいち早く伝えることから、東日本大震災をはじめとして多くの災害現場で非常に重要なな役割を果たしました。その一方で、多くの人に災害の情報を知らせてあげたいという善意からSNSで他の人に伝達したつもりであっても、それが事実では無い情報であればデマを広める片棒をかついでしまうことになります。
SNSの情報は、その情報源が信頼できるものであるのかをしっかりと確かめて、もし出所不明のあいまいな話であれば、それを疑ってかかるとともに、他の人に転送する行為は慎むことが、ネットに参加する上での責任と言えると思います。
あなたがうっかりとデマを流す加害者にならないためにも、ネット情報を転送する前に、その情報源を立ち止まって考えてみて下さい。

地域防災減災センター長 菊池 聡