総務課人事係フリーダイヤル
0120-174834

インタビュー

産婦人科病棟所属生殖医療センターに勤務する看護師

所属
産婦人科病棟/生殖医療センター
勤務年数
18年目(5年間産休育休)
大学編入の経緯

短大で3年学んだ後、大学の3年次に編入学しました。
養護教諭の資格をとるために大学に進学しましたが、編入した際に助産専攻も選択できるということで、短大の先生に助産師に向いていると言われたこともありそちらに進みました。

子ども3人で計5年の育児休暇

子育て中の母親としてはとても恵まれている環境だと思います。
特に一人目を出産する時は、どのような子育てになるか?どのくらい仕事と両立できるか?不安だったので長期の育休(3年間)を申請しました。
3年間まるまる休んで子育てをしようと思ったのですが、1年経ってきた頃に仕事に戻りたい気持ちが芽生えてきて、職場と相談して1年半で仕事復帰させてもらいました。

インタビューの様子
育児と仕事の両立ができる環境

復帰後は信州大学敷地内にある保育園に子ども預けました。
敷地内の保育園ということで本当に助かりました。子育て中のお母さんでもかなり働きやすい環境だと思います。
初めての子どもという事もあり母乳からミルクへの移行に苦労したので授乳時間というのをいただき、仕事中に子どものところに授乳に行って満足したら仕事に戻るという感じで育児と仕事が両立できました。子どもにとっても良かったですし私自身も本当に良かったです。
今も時短で働いていますが、職場の皆さんも配慮してくれて、少し短い勤務にはなりますけど皆さん快く時間調整してくださって職場の理解には本当に助けられています。

高度生殖医療で患者さんに寄り添う

産婦人科病棟で助産師として勤務しています。また生殖医療センターに配置されていますので生殖医療の介助と患者さんへの相談や説明を行っています。
生殖医療というのはお子さんを望まれている方に対する治療で、一般的な不妊治療と体外受精という高度生殖医療に携わっています。
医療者の多くが子どもを授かりたいという方の扱いは何となく慎重にと思っていますが、手を差し伸べてほしいと思っている人が本当に多く、不妊治療についても十数年でとても成長しているので患者さんの理解が難しい部分があります。そういった説明もしながら一緒に治療に向き合うというのが患者さんの助けになると思っています。
精神的な支えが特に重要で、特に科学的な根拠として不育症という流産を繰り返す方には医療者が共に治療に向き合い心のケアをしていくことで妊娠率が2割上がるというデータがあるほどです。
そういった事からも患者さんに寄り添って治療するというのが大事だと思っています。

インタビューの様子
不妊症看護認定看護師の資格取得のきっかけ

助産師として産婦人科やNICUやGCUで働いてきましたが、不妊治療後のお母さんで様々な事情により待望の我が子を抱きしめる事ができない方を何人か見てきました。
不妊治療のゴールは妊娠で、産科とセットになっていないクリニックが多く、妊娠までの気持ちは支えるけど妊娠後のケアが落ちていると痛感しました。
私は子どもたちがお母さんに大事にされるのが理想の姿と思うので、妊娠前から女性たちのサポートをしていくのが助産師としても重要な役割ではないかと考え、不妊治療と不妊症看護に携わっていきたいと思うようになりました。

本当のゴールは子どもを抱ける環境を整えること

以前は大学病院では不妊治療には看護師は入っていなくて、患者さんと対面してお話するという人がいなかったので、何とか大学病院での不妊治療を良くしたいと思い看護師として入らせてもらいました。
純粋に子どもが欲しいという願いをかなえるだけではなく、その先には育児があり子どもを抱ける環境を整えることが本当のゴールだと思っていますし、そのサポートをしたいと思っています。
思い詰めている方が多いので、看護相談でお話を聞いていると時にはプライベートの深い話になる事もありますが、こちらから振るのではなく患者さんから自然にお話してくれる内容に耳を傾けている感じです。

インタビューの様子
不妊治療の背景が変化してきた

生殖医療や不妊治療に十数年携わっていますが、社会の変化を感じ取れる場所です。
女性の社会進出や女性が社会に貢献する事が求められていますが、それに伴い晩婚化・晩産化で不妊治療を受ける方が増えています。そういった社会の変化とともに患者さんが増え、求められているところで自分の役割が大きいと思っています。
相談内容も刻々と変わってきていて、昔は家督や跡継ぎのために自身が望まなくても不妊治療に通うケースもありましたが、今は自分のライフスタイルや仕事との両立でいつ子どもを妊娠出産するのかという、ご自身の人生プランに合わせての挙児希望という方が増えていて、不妊治療に向かわれる方たちの背景が変わっていることに日々驚いています。

インタビューの様子
自分が楽しくいられると子どもたちにも良い影響を与える

生殖医療は飛躍的に進歩を遂げていて、新しい情報や知識を身に着けていかないと患者さんに説明できないので、その勉強をしていくのが変化があって楽しいです。
子どもを3人育てながらの勤務なので産休育休をしてる間に仕事について考えた時、社会に取り残されていると感じたり患者さんたちの事を考えたりすると、一日も早く戻りたいと思っていました。
仕事を続けるのは家族の理解や協力が無いと出来ないことで、子どもたちに負担をかけて悪いなと思っている部分はありますが、子ども達に「ママ仕事どう?」と聞かれて「本当に楽しい」と答えると「じゃあ私も楽しく保育園行ってくる」と笑顔でいてくれるので、自分が楽しくいられると子どもたちにも良い影響を与えるんだと感じています。
そういう部分でもやりがいを感じながら子どもや夫に感謝しながら仕事できる充実した日々です。

インタビューの様子
学生のみなさんへ

私自身振り返ると仕事に就くのは憂鬱な気持ちで始まっています。
親元を離れる、自分で生活していくという事に不安を感じていたのでもっと学生をやれたらと思っていました。
最初は楽しさよりとにかく仕事を覚え、同期に置いて行かれないように頑張っていました。10年以上経った頃、どういうビジョンを持って看護をやっていこうかと悩みましたが、そうではなくて患者さんの求めていることに対して向き合う事が自分のやるべき事なんだと、そこが見えてきてからは目の前の患者さんを大事にしていけば、それが一番仕事としてよい事じゃないかと思えるようになりました。
不安がありながら病院で働く方が多いと思いますけど、不安というところから一歩ずつ足を進めていくとその先には看護師、助産師になった意味というのが見えてくると思います。

高度急性期病院
看護の学び
看護提供体制
拠点病院