ダイコレクター間距離差 メルトブローン複合紡糸装置 XCT測定による不織布内部構造の可視化 二つ成分を芯と鞘に配置させ、一本にした芯鞘複合繊維の断面写真 金 慶孝 教授 韓国釜山大学繊維工学科卒業後、東京工業大学客員研究員、信州大学繊維学部のイノベーション連携センターの助教、韓国特許庁の特許審査官、繊維学部の准教授を経て2019年より現職。研究分野は繊維・フィルムなどの成形加工および不織布の構造解析、その他の専門分野は国内・国際知的財産権。 独自の延伸方法で作製した多孔性繊維の断面写真。中空率 63% 一本の繊維の中に千本の島成分がある複合繊維の電子顕微鏡写真 気流、気温、熱放射、それぞれ効果を測定する装置の開発 シミュレーションにより、気温分布や体温分布などを予測 水分蒸発による冷却を利用した冷却衣服の実験風景。温度が高く 風だけでは快適にならない環境でも十分な冷却効果が得られる 繊維・感性工学系 教員紹介 繊維構造形成過程を究明する研究によって構造が制御できれば、高性能タイヤ補強材や高強度フィルタ-用中空糸など産業用材料として繊維の使える分野をさらに広げられる。また、最近の研究では非破壊で内部構造の観察が出来るXCT測定を用いることで不織布の構造を定量的に評価できることを明らかにした。これらの製造および分析手法を繊維集合体の製造工程に適用すれば、環境にやさしく、人間の健康を守る繊維のせいにも役に立つと考えている。 基礎的な部分をしっかり知りつつ、繊維関係の科目や研究の面白さを知らせて、繊維産業の応用面も考えられる人材を育成したい。繊維の一番小さい構造から理解すれば、どんな繊維産業の現場で働いても基本から応用までが理解できる人材となれるでしょう。 教員紹介 物理的には「熱・湿気輸送」の解明、生理・心理的には「体温や汗と暑さ寒さの対応」の解明に取り組んでいます。部屋全体を暖める、冷やすといったこれまでの暖冷房は、多くのエネルギーを消費してしまいます。衣服や気流により、個々人の周りのみにおいて好みにあう微気候を形成できれば、夏冬のエネルギー需要を無理なく抑制でき、エネルギー不足の解決に繋がります。また、気温が同じでも、湿度や着衣、気流、日射などによって熱中症リスクも異なります。衣服や着衣などを活用し、エネルギー消費を抑制しつつ、良好で安全な居住環境を実現していきます。 佐古井 智紀 教授 東京大学生産技術研究所、産業技術総合研究所、信州大学国際若手研究者育成拠点助教、講師、准教授を経て、2025年より現職。温熱環境評価や温熱生理反応解析で、3件の空気調和・衛生工学会賞などを受賞。研究分野は温熱環境工学。 これまでの卒業生は住宅メーカーや保険会社の大手に就職。研究室では、与えられた研究課題をおこなうというよりむしろ、社会へ出る準備として、未知の研究課題への取組み、特に考えて工夫することを通じて、自分で考えて行動できる自主性を養うことに重点が置かれている。 研究から広がる未来 卒業後の未来像 研究から広がる未来 卒業後の未来像 写真サイズ 高さ4.35cm×幅3.6cm 配置位置 横15.3cm、縦2.85cm 8 合成繊維の製造方法において、最も基礎となるプロセスが紡糸および延伸工程である。本研究室では、複合繊維用紡糸機を利用して、芯鞘型複合繊維、海島繊維などの様々な複合繊維を製造し、また紡糸線上および延伸過程中において複合繊維の繊維構造形成過程を究明して、繊維の使える分野を医療、交通などに広げることを目指して研究を進めている。さらに2014年からは、マイクロX線CTを用いた不織布構造の解析に適用する研究にも挑戦している。この方法により、ニードルパンチおよびメルトブローン不織布の内部構造を非破壊で可視化し、断面内の繊維体積分率や繊維配向度と物性の関係を定量的に評価することに成功した。現在、この成果を元に産学連携共同研究に力を入れている。また国際共同研究や留学生の受け入れなどの国際連携にも積極的である。 体温に影響する環境側の要素には、気温だけでなく日光やコタツなどの熱放射、扇風機などの気流、湿度、衣服があります。特に衣服や気流は環境の温度を変えず、好みに合わせて暑さ寒さを調節できます。佐古井研究室では、衣服や気流を有効に活用していくため、身体からの熱・湿気輸送現象の測定、その装置開発や数値シミュレーション、それらを入力として身体の温度分布を予測する数値人体モデルの開発、身体を水の蒸発によって冷やす冷却服の開発、熱中症と衣服や気流の関係の解明などに取り組んでいます。 暑さ・寒さと熱の科学。 衣服や気流を活かして好みの熱環境を 先進繊維・感性工学科 先進繊維工学コース 先進繊維・感性工学科 繊維および繊維集合体の構造形成の制御により環境にやさしく、人間の健康を守る繊維の製造
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