繊維学部研究紹介2026
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カイコとイチジクカサンのW染色体の配列比較。両種ともにカイコガ科に属するが、W染色体の配列は全く異なる。 エリサンとシンジュサンおよびその交雑個体の繭色。 エリサンの起源地インドにおけるエリサン交配の様子 教員紹介 我々の目標は、「この昆虫が、なぜ、どのようにして、このように進化したのか」という問いに答えることであると思います。進化の道筋を実験的に証明することはできませんが、「こうだったかもしれない」と推測することはできます。それは直ちに何かの役に立つようなものではありませんが、数十億年という歳月が彫刻した生命の不思議を理解することにつながります。寄る辺ない世界で、現象解明に挑むということは、少なくとも私にとっては、世界の中に確かな足場を作ることと同義です。 李 允求 助教 信州大学繊維学部の前身・上田蚕糸専門学校の創立者、針塚長太郎先生の師匠である佐々木忠次郎博士が初代教授を務めた研究室で学位を取得。学習院大学助教を経て現職。 非休眠性の昆虫を絶やさず飼育できるならば、その技術を支える観察眼・継続力は、他のどのような業務でも通用します。また、ゲノム解析にはインフォマティクスの知識が必要なので、研究を継続していけば、自ずとプログラミング技術が身に付きます。 研究から広がる未来 卒業後の未来像 写真サイズ 47 非モデル昆虫のゲノム解読と、そのゲノム情報を用いた遺伝学的解析を研究の柱としています。ポストゲノム時代とは言うけれども、いまだに我々は個々の遺伝子の機能を解明しきれていません。さらに言えば、複雑なゲノム構造を有する種に対しては、ゲノム情報の取得すら困難なのです。繊維学の根本をなす生物、カイコのゲノム配列ですら、いまだに我々人類は完璧なアセンブリの構築には成功していません。完璧さを評価するのは我々の仕事ではないが、幸いにして技術は日進月歩しています。最先端の技術を用いて「完璧」を実現できるかどうか、試行錯誤の連続です。 高さ2.65cm×幅3cm 非モデル生物における形質遺伝学 応用生物科学科

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