7「自分に合う寝心地が良いベッドはどれ?」ベッド選択支援システムを作るために寝心地を評価できる方法を研究しています「いい笑顔」「眠そうな顔」「疲れている?」表情から人の状態を推測できる評価技術を研究しています布の光反射を測定してヒトが感じる「深み」や「艶やかさ」などの印象を数値化できる装置。布の美しさを数字で評価できるスーツを着たヒトの筋肉の活動(筋電図)を測ることで、そのスーツがどれだけ動きやすいかを知ることができる金金井井 博博幸幸 教教授授信州大学繊維学部を卒業後2003年より繊維学部助手、2007年より助教、2009年より講師、2011年より准教授、 2022年より現職。研究分野は感覚計測工学、生体機能計測工学。上上條條 正正義義 教教授授信州大学繊維学部助手、准教授を経て、2009年から現職。主な研究分野は感性工学、計測工学、生体システム工学など。よく学び、よく楽しむが研究室の合言葉。球技大会などイベントが多い。卒卒業業後後のの未未来来像像卒卒業業後後のの未未来来像像教教員員紹紹介介研研究究かからら広広ががるる未未来来ユーザフレンドリを満足させるものづくりの方法論を実現するためには、人間の心理、生理反応を計測し数値化して、消費者のニーズを正確に把握することから始めます。まさに「ヒトを測ってそのヒトを知る」のです。この技術を応用すれば、宇宙飛行士や消防士など危険な作業をともなうヒトの状態を知ったり、心地よい香りをかぐことでどのくらいリラックス効果が得られたかを知ることもできるのです。ユーザーフレンドリを満足させる技術は、繊維製品に限らず身の回りのあらゆる製品(車、インテリア、文房具など)で求められています。「心躍る製品を創ってユーザーを感動させたい」という夢を持っている人が社会で活躍できる学問です。教教員員紹紹介介研研究究かからら広広ががるる未未来来『考える被服:Intelligent Clothing(IC)』の開発が将来の目標です。ICは着装者の健康データを24時間測り、快適/ストレス状態を見える化します。ICによって、人の快適/ストレスがいつも計測でき、着心地、乗り心地、座り心地、寝心地などの心地を見える化するだけでなく、自分の健康を保持するための予防医療・健康支援技術が可能になります。生理反応や心理反応を測定して製品を評価できる感性計測は、自動車、化粧品、寝具、住居、家電、文房具、情報などあらゆる産業で注目されています。様々な産業の研究開発、企画開発の技術者として卒業生は活躍しています。「ハッ」と目が覚めるような黒のスーツを身にまといゴージャスな大人の雰囲気を感じたい。お風呂上がりには「マシュマロ」みたいな肌触りのルームウェアに包まれていたい。金井研究室ではそんな消費者の素直な要求を満たす「幸せのためのもの創り」を実践しています。何本もの細い繊維を束ねて糸を創り、それを経緯に組み合わせて創られた布はテキスタイルと呼ばれ、フィルムや紙と比べてしなやかで強く、軽くて空気をたくさん含む魅力的な素材です。このテキスタイルを消費者の要求に合わせて効率よく創りあげる方法を研究しています。写真サイズ高さ2.65cm×幅3cm配置位置横0.5cm、縦7.42cm感感性性工工学学ココーースス“着心地”、“座り心地”、“触り心地”、“使い心地”、“寝心地”、“乗り心地”、“見易さ”などの快適/ストレス関係を脳、心臓、筋肉などの生理反応や表情や身体の動作を計測することから評価できる方法について研究しています。快適感やストレス状態を伝える新しいコトバや指標が作れれば、快適で健康が持続できるモノや環境が作れるはずです。人が発するあらゆる情報を計測して、心地を伝える新しい尺度をつくる研究は、あらゆる産業から注目されています。つたえる―つたわる―つながる技術の提案が感性計測の研究です。先先進進繊繊維維・・感感性性工工学学科科 五五感感をを科科学学ししてて製製品品のの付付加加価価値値をを向向上上先先進進繊繊維維・・感感性性工工学学科科感感性性計計測測::快快適適感感をを伝伝ええるる技技術術ををつつくくるる!!
元のページ ../index.html#8