23ババイイオオエエンンジジニニアアリリンンググココーーススババイイオオエエンンジジニニアアリリンンググココーースス中中楯楯 浩浩康康 准准教教授授慶應義塾大学大学院で博士(工学)を取得後、国立循環器病センター研究所生体工学部特任研究員、首都大学東京システムデザイン学部助教を経て、2018年より現職。頭部外傷研究、バイオメカニクス研究に従事。森森山山 徹徹 准准教教授授キーワード:ダンゴムシ、オオグソクムシ、ミナミコメツキガニ、動物の心、モノの心、自律性、創発性、わたくし性、比較認知科学、動物心理学、動物行動学。研究室のホームページは「森山徹」で検索。教教員員紹紹介介教教員員紹紹介介研研究究かからら広広ががるる未未来来1つは工業製品の安全基準の確立に繋がります。どの程度の力で脳が壊れるのかが分かれば自動車の設計やヘルメットのデザインに活かすことができます。もう1つは再生医療技術です。外傷性脳損傷は現在治療法がありません。幹細胞を使った細胞治療が期待されていますが、電気刺激や機械刺激によって誘導される神経細胞への分化や軸索伸長のメカニズムを理解することで、新たな神経再生法の進展に向けての有望なアプローチとなります。卒卒業業後後のの未未来来像像論理的思考力、課題解決力、コミュニケーション力などを、自律的な研究を通じて養ってもらいたい。また、大学で培った人脈は卒業生にとっても在学生にとっても貴重です。研究生活の中で、同期との繋がり、先輩・後輩との繋がりを強めて欲しい。研研究究かからら広広ががるる未未来来10年前の研究対象はダンゴムシだけでしたが、今では深海数百メートルにすむオオグソクムシの心理学や、西表島にすむミナミコメツキガニとロボットの社会形成などに取り組んでいます。おかげで、学会活動も、動物行動学だけではなく、認知科学やロボット学へと広がっています。最近では、心理学の催しで話題提供を求められ緊張しましたが、ビジネス雑誌のインタビューを受けたときは、掲載して大丈夫?と思いました。卒卒業業後後のの未未来来像像研究室立上げ→地元家具店のKR、家督継承のKT、国際学術誌第1著者→俳優のMT、イベント会社→ママチャリ日本1周のMJ、卒研突撃アンケート→結婚企画のKM、実験室建設→国防?企業のI、台風の西表島単身上陸→一流教育会社内定のUN頭部衝突時の脳組織変形を実験的に再現するための細胞引張装置通常培養では無秩序な方向に伸長する神経軸索(左)培養面の接着性を制御し一方向に伸長させた神経軸索(右)オカダンゴムシの研究著書:森山徹, ダンゴムシに心はあるのか, PHP研究所, 2011.オオグソクムシの研究論文:Matsui T, Moriyama T, Kato R, ZoologicalScience, 受理.アメリカンフットボールなどのコンタクトスポーツにおいて脳震盪を繰り返すと記憶力や注意力の低下を引き起こします。頭を何度もぶつけることで、脳は刺激に対して脆弱、敏感になり、損傷閾値が低下します。頭部を強打すると、急激な加減速により脳組織に慣性力が働き、神経細胞間の情報伝達を担う軸索が引っ張られ損傷します。自作の細胞引張装置を用いた軸索損傷実験を通して脳震盪を繰り返すと損傷が重症化するメカニズムや損傷閾値(耐性値)を調べています。また、重症化の抑制や神経修復を目的に、電気刺激や機械刺激が損傷した軸索にどのような影響を与えるかを調べています。「『生きもの』と『モノ』はどこが違うのか」とは超難問だが、直感的にはわかっている。それは本当だろうか? 我々は路傍の石を無情に蹴り上げ、転んだ隣人に慈悲をもって手を差し伸べる。それは本当か? 当研究室では、動物の本能行動を観察するとき、どうしても見えてしまう余計な行動がどのような意義をもつのかを、実験を通して探ることで、直感的といわれる「本能=適応的、余計=非適応的」という見取り図を書き換える努力をしています。その努力は、「バイオ(ロジー)=エンジニアリング」という見取り図を作り、バイオエンジニアリングを縁の下から支えます。機機械械・・ロロボボッットト学学科科機機械械・・ロロボボッットト学学科科神神経経再再生生技技術術のの開開発発にに向向けけてて電電気気機機械械刺刺激激にによよるる動動物物のの実実験験でで「「ババイイオオ==エエンンジジニニアアリリンンググ」」をを考考ええるる
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