繊維学部研究紹介2025
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22ババイイオオエエンンジジニニアアリリンンググココーーススババイイオオエエンンジジニニアアリリンンググココーーススカイコガ触角を匂いセンサとした嗅覚飛行ロボット(バイオハイブリッドドローン)嗅覚飛行ロボットを用いた匂い源探索の様子。直進と回転を繰り返すシンプルなアルゴリズムで探索に成功した。研究室で開発している小型飛行体:ロボハチドリ信州大きさが20cm、重量が13gと小型軽量な機体です。数値流体解析を用いて小型飛行体の翼まわりの空気の流れを解析した可視化結果です。空気力学の研究を行ってます。青青野野 光光 准准教教授授東京理科大学工学部助教を経て、2020年から現職。主な研究分野は生物機械工学、流体工学、航空宇宙工学など。研究室では個々の能力を高めながら、チーム協働を通じて研究目的を生み出したい。照照月月 大大悟悟 准准教教授授東京大学大学院工学系研究科博士課程修了後、同大学先端科学技術研究センター特任助教、東北大学助教を経て、2023年10月より現職。生体- 機械融合による新しいロボット・センサ技術の研究に取り組む。卒卒業業後後のの未未来来像像卒卒業業後後のの未未来来像像長い年月をかけ洗練された生物飛翔の機能とメカニズム、流れを操る技術について実験、数値計算、理論、データサイエンス技術を駆使して理解し、それらをベースとした小型飛行体と流れ制御技術の開発に取り組んでいます。飛翔生物の構造や機能を機械・航空宇宙工学的視点から分析し、生物の翼と胴体が有する優れた機能を小型飛行体の開発と流体機械の性能改善に応用しています。これまでにハチドリを模倣した小型飛行体が高山のような低密度環境下での離陸に成功するなど具体的な成果を上げており、他分野の専門家との連携を通じて学際的な研究を推進しています。教教員員紹紹介介研研究究かからら広広ががるる未未来来飛翔生物のように厳しい環境でも安定して飛行し、情報収集可能な小型飛行体の開発を目指しています。これらは地球上だけでなく火星などの惑星探査機としての活用も視野に入れています。また、飛翔生物の翼と胴体構造には未解明の優れたメカニズムが存在し、それらを解明することで輸送機器や流体機械の設計に革新をもたらすことも目標としています。卒業生はまだ数少ないですが機械系と医療系の企業に就職し、活躍しています。研究室では、自分で考えて自分で手を動かして研究活動だけでなく、ゼミや学内外研究会での発表などのアウトプット活動にも力を入れています。教教員員紹紹介介研研究究かからら広広ががるる未未来来昆虫嗅覚と機械のハイブリッドは、革新的なロボット嗅覚の実現につながると期待されます。特に、嗅覚飛行ロボットを開発することで、災害下という困難環境における要救助者探査を可能とするシステムの開発が想定されます。研究開発の過程では、匂い検出に特化したロボットはどうあるべきかという設計指針の導出や、昆虫の匂い検出メカニズムの理解という生物学への貢献ができると考えています。照月研究室の指導方針としては、研究者の養成を重要視しており、博士号取得や大学教員を目指す道があると考えます。また、学生の皆さんには研究を通じて、これまで想像しなかった「広がりのあるキャリア」を自ら作り出すことを期待しています。照月研究室では、生体と機械の融合を図るバイオハイブリッド工学(主にセンサとロボット)を扱う研究室です。具体的には、人間も機械も扱うことの難しかった環境中の匂い情報を、自在に検出して制御し、利用可能な世界の実現に向けて研究開発を行います。環境中の匂いを追跡するために、昆虫の嗅覚(例:触角)とドローンを融合した嗅覚飛行ロボット(バイオハイブリッドドローン)を開発しています。嗅覚飛行ロボットを応用して、既存のセンサ技術の利用が困難な、災害環境下での要救助者探査を行う技術の実現に取り組んでいます。機機械械・・ロロボボッットト学学科科機機械械・・ロロボボッットト学学科科生生物物にに負負けけなないい機機能能のの高高性性能能小小型型飛飛行行体体とと生生物物のの流流れれ制制御御技技術術ををつつくくるる!!ババイイオオハハイイブブリリッッドドロロボボッットトにによよっってて匂匂いい情情報報のの自自在在なな利利用用をを目目指指すす

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