繊維学部研究紹介2025
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繊維内のフィブリル構造の観察 (Ultra-SAXS)接着剤の繊維化 (ポリビニルブチラール:PVB)14空中ディスプレイの操作性の評価実験。指で空中像に触れるインタラクションシステムを用いて、操作しやすい条件を探る研究。2台のステレオディスプレイを奥行き方向に積層することで、個人の視覚特性によらず正しい奥行きを知覚できる方式の研究。水水科科 晴晴樹樹 准准教教授授高知工科大学、カナダ・ヨーク大学、東京工業大学、(株)国際電気通信基礎技術研究所、情報通信研究機構、徳島大学を経て、2024年より現職。主な研究分野は視覚のメカニズムの解明とその表示技術への応用。冨冨澤澤 錬錬 助助教教2019年に信州大学繊維学部にて博士号取得。その後、2年間積水化学工業株式会社にて電池研究に従事。2021年4月より現職。教教員員紹紹介介研研究究かからら広広ががるる未未来来教教員員紹紹介介臨場感やリアルさ、心地よさや快適性といったものが何で決まるのかを明らかにすることができれば、それを表示技術に応用して、よりリアルで快適な映像が実現できます。また、視覚に限らず五感全てを活用することで、より豊かな表現が可能になるでしょう。近年では3Dディスプレイや空中ディスプレイ、VR・AR・MRなど、新たな表示技術が次々と開発されています。これらをより使いやすく見やすいものにできれば、SFにあるような未来の世界が実現できるかもしれません。卒卒業業後後のの未未来来像像当研究室では、自ら考え、手を動かし、チャレンジする姿勢の育成に注力し、そのためのサポートには力を惜しみません。研究成果の外部発表も積極的に行います。ここで身につけた能力は、電子機器や自動車関連のメーカー、印刷、放送、通信関連の企業やインフラ関係など、あらゆる業界で通用します。研研究究かからら広広ががるる未未来来現在において高分子材料はあらゆる分野・デバイスに用いられています。しかし実際に使用される繊維強度は、まだその分子鎖1本の強度の10%にも達しておりません。繊維材料の高強度化・高機能化は車体、人工臓器、光学機器、スポーツ用品等の分野への軽量化や地球環境負荷の低減に大きく貢献できます。卒卒業業後後のの未未来来像像高分子材料の産業用途やデバイス内での働きにも注目しながら研究を進めます。卒業生には繊維業界のみならず、化学・工学メーカーに繊維の重要性を伝えられるような人材の育成を目指します。視覚情報を利用した表示技術は、人間の視覚メカニズムの特性に合うものであることが望まれます。例えば、見づらい表示や見ていて疲れる映像、臨場感がないVR映像などは、視覚の特性を考慮することで改善できる可能性があります。また、3D表示や空中ディスプレイなどの新たな表示技術は、人の視覚特性にフィットさせることで社会で広く利用される可能性を秘めています。当研究室では、心理物理学的アプローチや行動計測技術を駆使して人間の視覚メカニズムを深く理解し、その知見を表示技術に活かすことで、人に優しい新たな表示技術の提案を目指しています。構造解析は、材料の高機能化・高付加価値化への最大の近道だと思っています。高機能を発現する構造を理解し、その構造を能動的に創り出すことを目的として、日々高度な分析に挑んでいます。高分子材料は産業用用途に応じて必要な特性が異なります。当研究室では多岐にわたる需要に適した物性・特性を発現させるための開発・分析を行いたいと考えています。繊維材料の特性を調べるには分子構造(数nmオーダー)から繊維同士の絡み合い構造(数百µmオーダー)まで広いスケールでの解析技術が必要です。この議論を可能にするためにX線散乱・X線CT技術の両方を駆使し、高分子材料の特性を発現するメカニズムを考察しています。先先進進繊繊維維・・感感性性工工学学科科先先進進繊繊維維・・感感性性工工学学科科視視覚覚ののメメカカニニズズムムをを深深くく理理解解しし人人にに優優ししいい新新たたなな表表示示技技術術ををつつくくるる実実用用途途をを意意識識ししたた新新規規高高分分子子材材料料のの開開発発ととXX線線にによよるる構構造造解解析析ををししてていいまますす

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