信州大学医学部附属病院概要2025-2026
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■ 看護部 Department of Nursing その人らしさに寄り添う、質の高い看護を 看護部では、「その人らしい生き方を尊重し支える看護を提供します」を理念に掲げ、看護を必要とする人の意思決定を支援することに重点を置き、常に患者さんの最善を考え、倫理観をもって看護を提供することを目指しています。患者さんが求める医療を安全にそして安心して受けていただけるように、確かな知識と技術に裏打ちされた心のこもった看護を提供すると共に、患者さんの望む暮らしの実現を目指して、急性期医療の場から在宅療養まで切れ目のない看護を提供します。そして患者さんや地域の期待と安心と信頼に応えます。 高度医療を支える専門性とチーム力  当院は高度急性期医療を担う特定機能病院として、看護師も専門性の高いケアを提供しています。専門看護師や認定看護師を中心に、院内外の多職種と連携し、チーム医療の要として活躍しています。・ 専門看護師(2分野3名) がん看護(1名)、急性・重症患者看護(2名) ・ 認定看護師(15分野27名) 集中ケア(3名)、クリティカルケア(1名)、感染管理(3名)、救急看護(2名)、皮膚・排泄ケア(2名)、 がん化学療法看護(2名)、がん性疼痛看護(1名)、緩和ケア(2名)、糖尿病看護(2名)、 新生児集中ケア(2名)、呼吸器疾患看護(2名)、手術看護(1名)、不妊症看護(1名)、 脳卒中リハビリテーション看護(1名)、心不全看護(1名) 精神科看護(1)・認定看護管理者5名・特定行為研修修了者(20名)、周麻酔期看護師(4名) また、がん看護外来、助産師外来、フットケア、ストーマケア外来、糖尿病透析予防外来、造血細胞移植者支援外来、デバイス外来などの看護専門外来のほか、RST(呼吸サポートチーム)、RRT(急変予兆対応チーム)、NST(栄養サポートチーム)、緩和ケアチーム、糖尿病サポートチームなど専門チームを通じて、より安全で質の高い看護を提供しています。 最新の取り組み 1.褥瘡予防ケアの推進   副師長会を中心に褥瘡予防の最新知識の獲得と体圧分散マットレスの適正使用などを全部署で取り組みました。2年間で褥瘡発生率は低下し、褥瘡予防の看護の質は向上しています。2.助産ケアの提供   地域周産期母子医療センターとして、県内の周産期医療において「最後の砦」の機能を担っています。2008年から助産師外来、2016年から院内助産を開始しています。アドバンス助産師12名が在籍し、安心・安全な助産ケアの提供を行っています。3.専門・認定看護師・認定看護管理者の計画的育成   現在、専門・認定看護師・認定看護管理者が35名在籍しています。看護部では、今まで在籍がない看護分野や高水準の看護ケアの提供の継続のため、専門・認定看護師・認定看護管理者の計画的な育成を行っています。スペシャリストを輩出することで、病院全体の医療の質の向上だけでなく、地域貢献にも寄与しています。4.教育と育成体制の充実   生涯学習に繋がる育成の仕組みを整え、キャリアラダーを改訂しました。また、次世代の看護管理者の育成のため、マネジメントラダーの評価方法を変え、継続的に院内外で学び成長し続けられる体制を整備しています。詳しくは看護部ホームページをご覧くださいhttps://www.shinshu-u.ac.jp/hp/bumon/i-kango/53

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