信大NOW149号
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水から、はじめる From Water, From Myself. をコンセプトに地球再生を目指す「アクア・リジェネレーション」を発信17本学は「水」をテーマに、循環型社会の実現を目指す技術や研究成果を紹介し、プレイベントでは以下の展示を予定しています。信大クリスタル:結晶が水から重金属やフッ素などの不要物を除去する様子を、仮想現実を用いて参加者が体験できます。信大クリスタルを用いたアクアスポット「swee」も設置します。信大逆浸透(RO)膜:セルロースナノファイバーを応用し、圧倒的低圧での水処理を実現する膜技術です。実際に信大RO膜と既存膜を用いた浄水を比較体験することができます。人工光合成:太陽光を利用し水を水素と酸素に分解する光触媒の体験展示。実際に水が直接分解される様子を制御し、未来のエネルギー創出を体感できます。2月13日(木)15:30からはトークセッションを実施します。信州大学の研究者がアクア・リジェネレーションの実現に貢献する技術やその可能性について語ります。ファシリテータは科学コミュニケーターとしても活躍中の五十嵐美樹氏が務め、中高生にもわかりやすく解説します。信州大学のブースは、2025年8月14日から19日の間、大阪・関西万博に登場します。円形デザインのブースは「循環」を象徴し、地球再生の未来像を提示。訪れる方々が技術を体験し、地球環境を守るためのアクションを体感できる場となる予定です。信州大学は地域から世界へ向けて「水の惑星地球」を守る挑戦を続けてまいります。本イベントと万博での展示を通じて、多くの方々にその理念と技術をお伝えできることを願っています。信州大学アクア・リジェネレーション(ARG)機構の久富隆史教授が、文部科学省科学技術・学術政策研究所(NISTEP)による『ナイスステップな研究者 2024』に選ばれました。この栄誉ある選定は、日本の科学技術イノベーションに大きく貢献し、多様な分野で活躍する研究者に贈られるものです。過去にナイスステップな研究者に選定された方の中には、その後ノーベル賞を受賞された山中伸弥教授や天野浩教授も含まれており、科学界で非常に高い評価を受けています。『ナイスステップな研究者』は、科学技術政策の推進に寄与する注目すべき研究者をNISTEPが選定するもので、研究実績や産学連携、国際的な活動、新興・融合領域での革新的な研究内容が評価対象となります。2025年1月16日、信州大学は大阪・関西万博のプレイベントに出展することを発表しました。本イベントは2025年2月13日(木)〜16日(日)にかけて東京・丸の内「Tokyo Innovation Base」で開催され、信州大学が提案する「アクア・リジェネレーション」の技術と理念を体験する場となります。■ プレイベントでの展示内容■ トークセッション■ 万博本番に向けてアクア・リジェネレーション機構(ARG)の久富隆史教授久富隆史教授が『ナイスステップな研究者 2024』に選定大阪・関西万博に先駆けてプレイベントに出展

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