医学科研究紹介2025-2026
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XREPORT多方面の連携機能を高めるための研究を行っています長野県は10の二次医療圏域に分かれています世界最高水準かつ持続可能な遺伝学的検査体制を構築!Tandem duplication30 kbTNXBTNXB非アレル間相同組換えエーラス・ダンロス症候群(類古典型)に対する画期的な検査法の開発に成功! 遺伝学的検査の精度指標の開発に成功!30 kb欠失• 精神医療の対象は児童思春期から老年期まで、ライフステージ全般• 長野県のどこに暮らしていても、安定して良質な精神医療を受ける• 本講座は地域連携システムの研究・構築を通して、県民のメンタルに渡り、診療も高度に専門化・多様化しています。ためには、医療圏域を超えた地域連携が必要です。ヘルスを向上させることを目標に設立されました。主な研究テーマ研究から広がる未来卒業後の未来像遺伝学的検査(クリニカル・シークエンス)とは、遺伝性・先天性疾患の原因となっている遺伝子の変化をみつける検査などを指します。本講座は、遺伝学的検査に特化した日本唯一の講座として、株式会社ビー・エム・エル、サーモフィッシャーサイエンティフィック ライフテクノロジーズジャパン株式会社の支援により設立されました。本講座のミッションは、世界最高水準かつ持続可能な遺伝学的検査体制を作り、検査会社で活用できるようにすることを通じて、日本全国の遺伝性・先天性疾患のある人たちの診療に貢献することです。そのために、遺伝学的検査を担う人材の育成と解析基盤構築に取り組んでいます。主な研究テーマ研究から広がる未来卒業後の未来像信州大学医学部精神医学教室・信州大学医学部附属病院精神科等と連携し、精神医学一般の見識を深めることが可能です。精神医療関係者として、長野県内の精神医療に貢献できます。 査 の 臨 床 的 妥 当 性 に 関 す る 研 究・ 地 域 で 暮 ら し て い く た め の 、 認 知 症 に 対 す る 新 た な 診 断 ・ 治 療 、 患 者 お よび 家 族 へ の 有 効 な 支 援 の 方 法 に 関 す る 研 究・ 退 院 後 の 在 宅 生 活 を 見 据 え 、 地 域 で 暮 ら す こ と を 想 定 し た 早 期 介 入 を 取り 入 れ た 、 精 神 科 救 急 医 療 に 関 す る 研 究長 野 県 の 地 域 特 性 を 踏 ま え た 研 究 を 行 っ て い ま す 。長 野 県 の 、 ど こ に い て も メ ン タ ル ヘ ル ス 不 調 の 時 に 困 る こ と の な い 地 域 づく り を 目 指 し て い ま す 。・ 信 州 大 学 医 学 部 附 属 病 院 遺 伝 子 医 療 研 究 セ ン タ ー に お け る 遺 伝 学 的 検・ 次 世 代 シ ー ク エ ン ス に よ る 遺 伝 学 的 検 査 の 精 度 指 標 の 開 発・ ゲ ノ ム 難 解 領 域 に お け る シ ン プ ル か つ 高 精 細 な 遺 伝 子 解 析 技 術 の 開 発・ 世 界 最 高 水 準 の 純 国 産 遺 伝 学 的 検 査 を 作 り ま す 。・ 遺 伝 性 ・ 先 天 性 疾 患 の あ る 人 た ち が 生 き 生 き と 暮 ら せ る 社 会 を 作 り ま す 。日 本 最 高 レ ベ ル の 臨 床 遺 伝 専 門 医 ( 遺 伝 学 的 検 査 を 活 用 し て 遺 伝 性 ・ 先天 性 疾 患 の あ る 患 者 さ ん の 診 療 を す る 医 師 ) に な れ ま す 。37ATGCACCCAATCGCACTTTAT地域精神医療学講座地域精神医療学講座 長野県民のメンタルヘルス向上を目指して特任教授 埴原 秋児クリニカル・シークエンス学講座教授 古庄 知己,特任教授 小原 收信州大学医学部医学科発行年月:2024年7月 発行:信州大学医学部日本における遺伝学的検査(クリニカル・シークエンス)の普及をめざして

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