ロボット支援手術は国内有数の症例数を誇っています(最新機種である Da Vinci Xi®を2台導入)若手が多く、互いに自由に意見を述べることのできる活気ある教室ですとある実験をしたRAMPノックアウトマウスの網膜の展開標本血管が緑に映っている 細かい血管がとても神秘的だ新生血管を特殊な液でそめて大きくしたものアドレノメデュリンが働くか働かないかで大きさが変化する… レーザー装置 本教室は50年以上の長い歴史をもっております。泌尿器科が担当する領域は、非常に幅広く、下記を取り扱っています。泌尿器悪性腫瘍治療、低侵襲手術(腹腔鏡手術、ロボット支援手術)下部尿路機能障害、下部尿路慢性炎症、腎移植、感染症、性機能障害、男性不妊など設立以来の当教室の基本の三原則は、自由、手術、研究です。主な研究テーマ研究から広がる未来卒業後の未来像アドレノメデュリンと呼ばれる血管を拡張させる体内物質があります。最近になりアドレノメデュリンが網膜の病気をよくする可能性がでてきました。私たちはアドレノメデュリンやその作用に必要なRAMPという物質が眼にどのような影響を与えているのか着目しています。ノックアウトマウスと呼ばれるアドレノメデュリンやRAMPが先天的に少ないマウスを用いて、人工的に網膜に血管閉塞や新生血管をレーザー装置を用いて作りその物質で良くなるか、悪くなるかを研究しています。主な研究テーマ研究から広がる未来卒業後の未来像設 立 以 来 、 下 部 尿 路 機 能 研 究 の メ ッ カ で す 。 指 定 難 病 で あ る 間 質 性 □胱 炎 の 基 礎 ・ 臨 床 研 究 や 脂 肪 幹 細 胞 を 利 用 し た 尿 道 括 約 筋 の 再 生 医療 な ど 世 界 的 な 業 績 を 上 げ て い ま す 。□ 腔 鏡 ・ ロ ボ ッ ト 支 援 手 術 の 改 良 ・ 推 進 に 取 り 組 み 、 長 野 県 に 質 の 高 い手 術 治 療 を 普 及 さ せ て い ま す 。 長 野 県 の 移 植 医 療 の 中 心 的 存 在 で す 。 移 植 医 療 セ ン タ ー も あ り 、 移 植医 療 全 般 の 推 進 を サ ポ ー ト し て い ま す 。臨 床 応 用 し ま す 。( 過 去 の 留 学 実 績 : ス ウ ェ ー デ ン ・ ル ン ド 大 学 、 米 国 ・ ピ ッ ツ バ ー グ 大 学 、ベ ル ギ ー ・ ア ン ト ワ ー プ 大 学 、 カ ナ ダ ・ マ ギ ル 大 学 )の 影 響 に 関 す る 研 究1 . 下 部 尿 路 機 能 障 害 の 研 究2 . 低 侵 襲 手 術 の 改 良 ・ 推 進 の 研 究3 . 先 進 的 移 植 医 療 の 推 進1 . 最 先 端 の ゲ ノ ム 研 究 、 再 生 医 療 研 究 を 行 い 、2 . 最 先 端 手 術 支 援 装 置 を 使 用 し た 手 術 を 実 施 し ま す 。3 . 難 度 の 高 い 移 植 医 療 を 行 い ま す 。1 . 一 流 の 臨 床 家 、 研 究 者 と し て 国 内 外 で 活 躍 で き ま す 。2 . 海 外 留 学 へ の 道 も 開 け て い ま す 。・ マ ウ ス の 網 膜 疾 患 に 対 す る ア ド レ ノ メ デ ュ リ ン お よ び そ の フ ァ ミ リ ー ペ プ チ ド・ 臨 床 現 場 に お け る 眼 科 イ メ ー ジ ン グ と 治 療 成 績 の 研 究高 齢 化 社 会 が 進 む に つ れ て 、 糖 尿 病 網 膜 症 や 加 齢 黄 斑 変 性 症 な ど の 目 の病 気 が 増 え る こ と が 予 想 さ れ ま す 。 こ れ ら の 病 気 に は す で に 様 々 な 治 療 があ り ま す が 、 も し か す る と 将 来 的 に こ の ア ド レ ノ メ デュリ ン が 治 療 の 1 つ の 選 択肢 に な る か も し れ ま せ ん 。卒 業 後 は 引 き 続 き 当 院 眼 科 医 局 で 勤 務 し な が ら 研 究 し た り 、 臨 床 に 専 念 した り し ま す 。 中 に は 学 位 取 得 後 に 市 中 病 院 へ 勤 務 さ れ る 先 生 や 開 業 さ れ る先 生 も い ま す 。27泌尿器科学教授 秋山 佳之眼科学教授 村田 敏規将来の眼の治療薬? 「アドレノメデュリン」自由 & 手術 & 研究
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