スタッフ右冠動脈造影(心筋梗塞治療後)毎週火曜日に行う研究会における研究プログレス報告研究成果の学会発表(ウィーンにて)左心房の3Dマッピング心房細動治療中 光トポグラフィー(NIRS)研究信州大学医学部精神医学教室では、開設以来臨床重視の姿勢を貫いており、患者さんと丁寧に向き合うことを心がけています。多くの諸先輩と名誉ある伝統に支えられ、臨床、教育、研究、そして未来の精神医学、医療に向かって邁進しています。研究は、症例を基に臨床に根ざした臨床研究が主体です。伝統ある精神病理学に加え、精神薬理学、精神生理学、神経病理学、放射線精神医学、分子生物学的精神医学などの手法を用いて、こころの病気を様々な視点から解明しようとしています。循環器内科では心臓と血管の病気の制圧に取り組んでいます。心不全で息切れやむくみがある患者さんをお薬で治療します。また、カテーテルという管を用いて狭くなった血管を広げたり、脈の異常を治す治療も行っています。心臓は生命の源ですから患者さんの治療には苦労も多いです。それでも治療効果は劇的で、患者さんの命を救う喜びを大きく感じることができるのが当科の特徴です。研究内容は心不全・不整脈・虚血性心(下肢)疾患・再生医療を軸としています。超高齢社会を迎えてさらに増えつづける心臓血管病のより良い治療を探ると同時に、人類の夢である心臓の再生を目指して活動しております。主な研究テーマ研究から広がる未来卒業後の未来像主な研究テーマ研究から広がる未来卒業後の未来像超高齢社会で心臓血管病の患者さんが増加していますが、実は高齢者診療はまだ未解明な問題点が多く試行錯誤の状態です。 上記の研究は当講座の研究の一部ですが、どれも解明に至っていない現行の医療の問題点に焦点を当てたもので未来の循環器診療の指針になるデータが発信できると期待しています。・ 長 野 県 の 高 齢 者 心 不 全 の 登 録 観 察 研 究・ ペ ー ス メ ー カ ー 植 え 込 み 患 者 に お け る 遠 隔 モ ニ タ リ ン グ・ 長 野 県 の 冠 動 脈 治 療 患 者 の 登 録 観 察 研 究・ 新 し い 糖 尿 病 治 療 薬 が 心 不 全 患 者 に 与 え る 影 響 に 関 す る 研 究 ・ 心 不 全 の 発 症 進 展 の 分 子 機 序 の 解 明 と 新 規 治 療 標 的 の 探 索国 立 大 学 で あ り な が ら 地 域 医 療 の 中 隔 を 担 う の が 信 州 大 学 循 環 器内 科 の 特 徴 で す 。 最 先 端 の 研 究 と 最 高 峰 の 医 療 を 同 時 に 学 べ る い わば 「 文 武 両 道 」 の 医 師 が 目 指 せ ま す 。・ 気 分 障 害 患 者 の 社 会 復 帰・ カ タ ト ニ ア 症 候 群 の 精 神 病 理・ 睡 眠 に 関 す る 研 究・ エ ス ト ロ ジ ェ ン 受 容 体 と う つ 病 と の 関 連・ 光 ト ポ グ ラ フ ィ ( N I R S 脳 計 測 ) 装 置 を 用 い た 脳 機 能 画 像多 角 的 な 視 点 で 臨 床 に 根 差 し た 研 究 を 行 っ て い る た め 、 精 神 障 害 の 病 態解 明 や 新 し い 診 断 法 お よ び 治 療 法 の 開 発 な ど 、 精 神 科 臨 床 現 場 に 直 接反 映 さ れ る 研 究 成 果 が 期 待 で き ま す 。信 州 大 学 を 含 め た 県 内 の 精 神 科 医 療 機 関 の 相 互 の 連 携 は 非 常 に 良 好 ・緊 密 で あ り 、 長 野 県 内 の さ ま ざ ま な 総 合 病 院 、 精 神 科 単 科 病 院 で の 就 職が 可 能 で す 。 ま た 、 各 種 研 究 機 関 へ の 留 学 、 就 職 の 実 績 も あ り ま す 。 14内科学第五(循環器内科)教授 桑原 宏一郎精神医学教授 鷲塚 伸介ハート、治してみませんか? 臨床に根差した精神医学研究の発信2024-2025 医学科研 究 紹 介
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