2 児童・生徒への効果あああああああああああああああああああああああああああ 「自己表現力」に関するアンケート項目を見ると,小学校低学年,小学校高学年,中学生において,その項目はおおむね上昇傾向であることが伺える(図2~図4)。幼稚園保護者アンケートでも,「子供は,観て,聴いて,感じたことを自分らしく表現する力が育ってきている。」という質問項目に対して,R5年度は 100%が肯定的な回答をしている(図1)。 一貫の教育課程について評価をいただいた。 ②児童・生徒への評価 「児童・生徒への効果」については,「本学校園の事例と成果」及び「全国学力・学習状況調査」や「自己評価アンケート」,「卒業生へのインタビュー調査」の結果から評価した。 ③小学校高学年における英語科,技術科の新設の効果 小学校高学年における英語科,技術科の新設の効果については,「自己評価アンケート」及び,小学校で英語科,技術科の内容を学んできている生徒と,中学校英語科教員,技術科教員への聞き取りから評価した。 ④教師への効果,保護者への効果 「教師への効果」,「保護者への効果」については,「自己評価アンケート」から評価した。 その理由として,幼稚園では,子供が遊びに向かう原動力となる「やりたい」という思いをとらえ,次の遊びを予想し,その遊びを支えるための環境構成や,教師による直接的な援助を行ってきたこと,小学校では,特に低学年で「領域」を設定し,教科の枠組みにとらわれず,子供の追究を保証してきたこと,中学校では,どのように各教科等の見方・考え方が働いたり,資質・能力が活用・発揮されたりしていくかを,教科の垣根を越えた教員間で意見共有し,学びを支えるようにしてきたことにより,自分の思いが存分に発揮される場が保証されてきたからではないかと考えられる。 図2 図4 図1 図3
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