・全国学力・学習状況調査の結果分析 国語,算数|数学のB問題の結果から,【領域の教科化】及び【教科等の総合化】の実態を把握し,昨年度,特定した経年変化に基づく改善点について検証した。 ・幼小中共通のテーマでの公開研究会を同一日に開催し,学外の教育学研究者及び来校者の意見等に基づき,本研究開発の評価を行った。 ・『学びの総合化』の成果について,特に【遊び】【遊びの領域化】【領域の教科化】【教科等の総合化】による効果・限界に基づいて,以下の方法によって評価した。 →全国学力・学習状況調査の「国語」,「算数・数学」,質問紙の結果分析による実態の把握と効果,改善点の検証 →【遊び】,【遊びの領域化】,【領域の教科化】,【教科等の総合化】の導入に関するアンケートの実施と経年変化の分析による検証をした。(実施時期:6〜7月 対象:子供,保護者,本学校園教員) ・公開研究会来校者に対する,効果の波及に関わった追跡調査をした。 ・【遊びの領域化】及び【領域の教科化】に関わる児童への聞き取り調査をした。 ・【教科等の総合化】に関わる生徒の自由記述調査をした。 ・コロナ禍の影響を受け,令和2年度は幼小中共通のテーマでの公開研究会は休止となったが,令和3年度は参観者を限定し,3日間の「日常公開」という,新しい公開研究会の持ち方にて開催し,来校者の意見も参考に,本研究開発の評価を行った。 ・自己表現力・課題探究力・社会参画力を発揮して学ぶことで学習状況はどう変容するかについて,全国学力・学習状況調査の結果から分析・評価を行った。 ・幼小中一貫の視座から,「信州ラウンドテーブル 2022」を実施した。保育・授業を語る会を開いて,学外の教育学研究者及び来校者から,子供の資質・能力の伸長や教師の支援,幼小中一貫の教育課程について評価をいただいた。 ・児童・生徒への効果について,全国学力・学習状況調査や,卒業生へのインタビュー調査の結果から評価を行った。 ・幼小中共通のテーマで幼小中一貫校としての公開研究会を開催し,学外の教育学研究者及び来校者から評価をいただいた。 ・第1年次から継続で行っているアンケートや,第3年次から継続で行っている,技術科・英語科に関するアンケートに関して,経年変化の分析による検証を行った。 第3年次 (平成 30 年度) 第4年次 (平成 31 年度) (令和元年度) 延長1年次 (令和3年度) 延長2年次 (令和4年度) 延長3年次 (令和5年度) 本学校園には,子供の「思いや願い,問い」から活動を立ち上げ,その質を高めながら探究的な学びを促すという教育観がある。12 年間の教育課程を編成し,「学びの総合化」の具現化のための実践やその省察,再構成のサイクルの中でも,その教育観は常に私たちの底流にあり,子供の「思いや願い,問い」と探究的な学びは地続きであるということが,私たちの教育実践の足場になっている。それはつまり,子供の,新しいこと・知らないことに向かっていく力,伸びていこうとする力を,多くの職員の目で捉え,それを語り合いながら明らかにしようとし,さらに伸びていくような場面をつくるなどの支援をしていくということでⅢ 研究開発の内容 1 学びの総合化等ああああああああああああああああああああああああああああ (1)「たくましく心豊かな地球市民」を育む 12 年間の教育課程『学びの総合化』 ①子供がもともと持っている資質・能力の強みを生かして教育課程を編成する
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