第3年次 ~ 延長3年次 第1年次 (平成 28 年度) 第2年次 (平成 29 年度) 第3年次 (平成 30 年度) 第4年次 (平成 31 年度) (令和元年度) 延長1年次 (令和3年度) 延長2年次 (令和4年度) 延長3年次 (令和5年度) 5 研究開発の成果 (1)実施による効果 ①児童・生徒への効果 「自己表現力」に関するアンケート項目を見ると、小学校低学年、小学校高学年、中学生において、その項目はおおむね上昇傾向であることが伺える(図2~図4)。幼稚園保護者アンケートでも、「子供は、観て、聴いて、感じたことを自分らしく表現する力が育ってきている。」という質問項目に対して、R5年度は 100%が肯定的な回答をしている(図1)。 その理由として、幼稚園では、子供が遊びに向かう原動力となる「やりたい」という思いをとらえ、次の遊びを予想し、その遊びを支えるための環境構成や、教師による直接的な援助を行っ・小学校において、技術科・英語科を新設したことが、子供の資質・能力の育成に資するかについて、小学校4~6年生に対してアンケートを行い、分析・評価をした。 ・全国学力・学習状況調査の結果分析 国語、算数|数学のB問題の結果から、【教科等の総合化】の実態を把握した。 ・幼小中一貫教育に関する公開研究会の開催(隔年開催)学外の教育学研究者及び来校者による本研究開発校の評価をした。 ・全国学力・学習状況調査の結果分析 国語、算数|数学のB問題の結果から、【教科等の総合化】の実態を把握し、経年変化に基づいて改善点を特定した。 ・全国学力・学習状況調査の結果分析 国語、算数|数学のB問題の結果から、【領域の教科化】及び【教科等の総合化】の実態を把握し、昨年度、特定した経年変化に基づく改善点について検証した。 ・幼小中共通のテーマでの公開研究会を同一日に開催し、学外の教育学研究者及び来校者の意見等に基づき、本研究開発の評価を行った。 ・『学びの総合化』の成果について、特に【遊び】【遊びの領域化】【領域の教科化】【教科等の総合化】による効果・限界に基づいて、以下の方法によって評価した。 →全国学力・学習状況調査の「国語」、「算数・数学」、質問紙の結果分析による実態の把握と効果、改善点の検証 →【遊び】、【遊びの領域化】、【領域の教科化】、【教科等の総合化】の導入に関するアンケートの実施と経年変化の分析による検証をした。(実施時期:6〜7月 対象:子供、保護者、本学校園教員) ・公開研究会来校者に対する、効果の波及に関わった追跡調査をした。 ・【遊びの領域化】及び【領域の教科化】に関わる児童への聞き取り調査をした。 ・【教科等の総合化】に関わる生徒の自由記述調査をした。 ・コロナ禍の影響を受け、令和2年度は幼小中共通のテーマでの公開研究会は休止となったが、令和3年度は参観者を限定し、3日間の「日常公開」という、新しい公開研究会の持ち方にて開催し、来校者の意見も参考に、本研究開発の評価を行った。 ・自己表現力・課題探究力・社会参画力を発揮して学ぶことで学習状況はどう変容するかについて、全国学力・学習状況調査の結果から分析・評価を行った。 ・幼小中一貫の視座から、「信州ラウンドテーブル 2022」を実施した。保育・授業を語る会を開いて、学外の教育学研究者及び来校者から、子供の資質・能力の伸長や教師の支援、幼小中一貫の教育課程について評価をいただいた。 ・児童・生徒への効果について、全国学力・学習状況調査や、卒業生へのインタビュー調査の結果から評価を行った。 ・幼小中共通のテーマで幼小中一貫校としての公開研究会を開催し、学外の教育学研究者及び来校者から評価をいただいた。 ・第1年次から継続で行っているアンケートや、第3年次から継続で行っている、技術科・英語科に関するアンケートに関して、経年変化の分析による検証を行った。
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