統合報告書2025
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ビジョンと経営戦略活動実績ガバナンス人と地域の資産財務情報お問い合わせ先はこちら(グリーン社会協創機構ウェブサイト)エアコン室外機洗浄作業の様子2025年7月に開催したイベントの様子。今後、ヒートアイランド対策やCO₂吸収促進をはじめ、水資源の循環利用や環境負荷低減など、持続可能な社会の実現を体現する場となります。医学部医学科は研究用ディープフリーザーの消費電力量が著しく多く、光熱費の高騰に長年悩まされてきました。また附属病院も24時間稼働の医療機器や空調の影響で、消費電力量は極めて多い状況です。こうした課題に対して、医学部医学科と附属病院は、本学と中部電力ミライズ株式会社との包括連携協定を利用して、節電プロジェクトに取り組んでいます。第一回のミーティングでは、節電担当学部長補佐の田中直樹教授が工学部の高村秀紀教授と中部電力ミライズの方を招き、節電対策について議論しました。これを機に医学部にある全てのエアコン室外機の洗浄に着手しました。こうした試みがモデルケースとなり、大学全体や県内外の医療機関へもスマート化・グリーン化の波が広がっていくことが期待されます。松本キャンパス「中央広場(仮称)」の整備・運営について、地域住民、企業、団体などの多様な方々からご協力やご提案をお待ちしています。そのかたちとして、例えば、整備や管理に関する実証実験、イベントやワークショップの共同開催、ネーミングライツのご購入などが考えられます。多様な方々と力を合わせて、松本キャンパスの新しい中央広場を、誰もが親しみ、安心して利用できる場所に育てていきたいと思っています。ぜひ一緒に、未来の広場づくりにご参加ください。信州大学では環境先進大学の実現へ向け、様々な面から取り組みを進めています。この一環として、学生の省エネに対する意識向上を目指したアイデアコンペを複数学部の学生を対象に実施し、一般社団法人サスティナブル推進協議会による「サステイナブルキャンパス賞2024」において学生部門奨励賞を受賞しました。医学部では、病院や研究室で膨大な電気を消費することから、環境に配慮できる医学生の育成に積極的に取り組んでいます。具体的には、工学部教授による節電・医療施設のスマート化に関する授業(医学科4年次生、選択制)、Green Transformationに関するタイ・インドネシアの医学生との国際協働オンライン学習プログラム(COIL、医学科1年次生)などを行っています。緑豊かな環境の創出は、サステナブルなキャンパスの重要な要素の一つです。そこで、本学は松本キャンパスの教職員駐車場跡地を、学生や教職員、地域の皆さまが集い、憩い、交流できる「中央広場(仮称)」として整備する計画を進めています。豊かな緑の中で学びやコミュニケーションが生まれるとともに、防災拠点としての機能も備えることで日常だけでなく非常時にも安心して利用できる広場を目指しています。2025年7月には、芝生を張るイベントを実施し、学生や教職員に加え、地域の皆さまにも多数ご参加いただき、盛大なイベントになりました。「サステイナブルキャンパス賞」を受賞地域にも開かれた持続可能な空間づくりを推進活動実績地域医療・先進医療環境への取組Integrated Report 2025 Shinshu University27TOPICS医学部・附属病院が中部電力と連携し節電で新プロジェクトTOPICS松本キャンパス「中央広場(仮称)」づくりで皆さまからのご協力・ご提案をお待ちしています!環境先進大学を目指しサステナブルキャンパス化へ取り組む02

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