統合報告書2025
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※)高度な医療の提供、高度な医療技術の開発及び高度な医療に関する研修を実施する能力等を備えた病院で、厚生労働大臣が承認する。西病棟4階特別有料個室 グランA改装された西病棟5階 病室内信大病院支援事業へのご寄附はこちらからお問い合わせ先信州大学医学部附属病院経営管理課 研究支援係Email:byo-kshien@shinshu-u.ac.jp(2024年度)出動件数:信大搬送数:信州ドクターヘリ松本出動件数(2024年度)手術件数(2024年度)本院の理念は、大学病院の使命としての診療・教育・研究を遂行し、患者さんの人権を尊重した先進的医療を行うとともに、次代を担う医療人を育成することです。これまで、長野県に根差しながら、最先端の医療を世界に発信するとともに、地域の皆さまの福祉と健康の増進に力を注いで参りました。現在、本院に求められているのは、(1)地域が必要とする医療に十分な責任を持つこと、(2)高度先進医療を実践するために十分な医療安全を担保すること、(3)病院長以下職員が一体となって経営を安定させ、事業を発展させること、です。これらに応えるべく、老朽化した東西病棟を改修し、2025年3月、リニューアルオープンしました。この改修により、高度化する医療に対応するため高度治療室(HCU)を16床に増床し、ニーズの高い個室も増やしました。特別有料個室として整備した「グランフロア」は、充実したインターネット関連サービスや専用ラウンジを完備、コンシェルジュが常駐し、プライバシーを重視した快適な療養環境となっています。少子高齢化や人口減で医療需要が変化することに伴い、病院の財政状況が厳しい環境下に置かれることが予想され、本院も例外ではありません。そのため、将来にわたり高度医療、先進医療を提供し続け、安定した病院運営を行うことを目的に、本学の寄附事業として2021年に「信大病院支援事業」を立ち上げました。当該事業へのご寄附は、医療機器の整備や患者さんの療養環境の向上、急性期医療や新興感染症に対応できる診療施設の充実、メディカルスタッフの養成等へ大切に活用させていただきます。どうか、「信大病院支援事業」にご賛同いただき、心温まるご支援を賜りますようお願い申し上げます。本院がこれからも長野県における地域医療の要として、高度な医療を確実かつ安全に提供し、皆さんから信頼される大学病院であり続けるため、職員一 同 、より一層 努力をして参ります。信州大学 医学部附属病院花岡 正幸 病院長Integrated Report 2025 Shinshu University大学病院には大きく分けて診療・教育・研究の3つの役割があります。先進医療を推進する傍ら、患者さんと向き合う日々の診療を、重要な任務として遂行しています。それらを通じて、長野県における地域医療の最後の砦として、高度医療の提供に努めています。本院には長野県のドクターヘリが常駐しており、全国最高水準の高度救命救急センターを核として三次救急を担い、地域医療の守りを固めています。なお、本センターは毎年実施される厚生労働省「救命救急センターの評価結果」で最高のSランクという評価を受けています。また、特定機能病院※・災害拠点病院・都道府県がん診療連携拠点病院など25の法令による指定を受けています。本院が拠点となり、県内の医療機関と連携しながら、地域全体で住民の健康を支えています。大学病院としての機能を最大限に活かし、高度な臨床研究の成果を世界に発信するとともに、次世代がん治療薬として注目されるCAR-T細胞の研究・治験や、がんゲノム医療といった最先端医療の推進に努めています。高度医療、急性期医療を担うのはもちろんですが、さらに地域に開かれた親しみやすい病院として、職員一丸となって、皆さまと共に歩んで参ります。長野県の地域医療を支え健康長寿社会を支える使命安定的な経営でイノベイティブな先進医療を地域に届けたい件13,618件13,618件11,105件11,105件新たな寄附事業を創設ご支援のお願いMESSAGE26Shinshu University Integrated Report 2025地域に愛される病院を目指して地域に根差し、未来を拓く医療拠点信州大学医学部附属病院8,078 件373 件180

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