Mawer, Kim. 2015. Casting new light on shadow education. Contemporary Japan 27:2. 131-148.國崎大恩�藤川信夫(編著)、2022、実践につながる教育原理、北樹出版 25藤川信夫(監修)�國崎大恩(編著)�Kim Mawer( 編著 )、2024、実 践につながる道徳教育論、北樹出版グローバル化推進センターKim Mawer 助教Friedrich-Alexander 大学エアランゲン=ニュルンベルクで日本学�教育学�社会学の専攻で修士課程を修了した後、大阪大学人間科学研究科の教育人間学専攻で博士号を取得。研究から広がる未来キム・マワーの研究室では、教育を多様な側面から議論する場が設けられています。これにより、教育に対する自分と世間の価値観を意識し、その価値観はどこから来たかを考えられるようになります。その価値観の相対性を実感することで、他の教育に対する多様な見方への興味が湧き、より柔軟な視野で教育を見る能力が身につきます。卒業後の未来像卒業後、学校で教える教職員になる人もいれば、社会に出て、教育に関わる職に就く人もいます。そこで、マワー研究室で培った視野で活躍されることを期待しています。 キム・マワーの研究室では、教育を様々な側面から見ることで「教育の相対化」を図っています。なぜ「教育の相対化」が必要なのかというと、私たちが教育の中で「当たり前」だと思っていることを考え直すことで、教育の新たな側面が見えてきます。そうすることで、現代の教育学で議論されている「問題」を別の視点で分析することが可能となります。「教育の相対化」を実現するためには、幅広い知識を持つことが求められています。当研究室では教育学だけではなく、多様な分野を分析対象とし、教育との関連を見つけ出します。総合人間科学系グローバル化推進センター教育を相対化するとは何か
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