総合人間科学系研究紹介2025
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23 Free Chat Space, 工学部キャンパス教育学部でも English Salon を毎週開設している。English Camp goes GLOBAL, 松本キャンパス海外農学実習を通じて、信州とカリフォルニア北部のフードシステムを比較し、規模�技術�文化の違いを実感しましたブラビジャヤ大学(UB)畜産学部との「アジアの食文化」をテーマとしたオンライン国際共修「食」をテーマにした高大連携国際交流イベント(長野県内の高校生を招き、農学部の学生�留学生と交流)グローバル化推進センターダルトン・コリーン 准教授米国ウェルズリー�カレッジ卒。ボストン�カレッジ修士(神学)、マサチューセッツ大学ボストン校修士(応用言語学)。フィリピンの大学�大学院で 3 年間教鞭(1993 ~ 96年)。1997 年日本に移住。信州大学�全学教育センター(2011 ~ 24 年)、信州大学グローバル化推進センター(2024 年~現在)。長野市で活動。グローバル化推進センターバグドウ アブデル ファワズ助教ベ ナン 出 身。2021 年 信 州大学大学院博士課程修了(農学)。研究関心は機能性食品およびフードシステムの変革。国際教育と学生支援に従 事し、2025 年 より信 州大学グローバル化推進センター 伊那キャンパス(現職)研究から広がる未来学生は教室で協働プロジェクトを通して言語と文化の理解を深めます。また、授業科目やキャンパスを超えて、他の学生たちとつながりあうこともあります。毎週のディスカッション、特別イベント、オンラインでのやりとりを通して、海外の学生とも交流をもちます。こうした体験を積み重ねることで、学生は何処に行っても自信をもってコミュニケーションができるようになります。卒業後の未来像学生はコミュニケーション・スキルとその方策を身につけます。将来どんな分野に進んでも教育者、研究者としてのキャリアで助けとなります。自国でも海外でもいかなるコミュニティーにあっても積極的な役目を担ってゆく能力を身につけてゆきます。研究から広がる未来食や健康、環境をめぐる課題は地域ごとに異なりますが、グローバルにつながっています。本研究では、伝統的な知識や地域の実践に注目し、食を通じた持続可能な社会づくりを学びます。地域の現場で住民と交流し、課題をともに考える経験は、社会に出た後の実践力につながります。また、海外の学生との国際共修や比較体験を通じて、多角的に物事を捉える視野も育まれます。さらに、学生には交換留学や海外農学実習への参加も積極的に促しています。卒業後の未来像食と地域、そして人をつなぐ視点を育て、教育、研究、国際協力、地域振興など多様な分野で活躍できる人材を育成します。自らのルーツや文化を活かしながら、持続可能で多様性を尊重できる共生社会の実現に貢献できる力を養います。言語習得とは、語彙や文法を学び、聞く、話す、読む、書くといった重要なスキルを身につけてゆくことだけではありません。テクノロジーが今日私たちのコミュニケーション方法をどのように変えてきたかという意識を育ててゆくことでもあります。今や広く多様な背景(マルチ・コンテクスト)をもった人々とずっと容易にやりとりが出来るようになり、それもテキスト、イメージ、音声の混合(マルチ・モード)を巧みに用いることで可能になるのです。こうした変化に伴って、言語教育においても文化がますます重要な意味をもつようになってきます。「Think Global, Act Local」の理念のもと、持続可能なフードシステムの実現を目指す。伝統的食文化・知識、栄養リテラシー、地域協働を重視し、長野県伊那地域を中心に、住民・学生とのワークショップ・調査を通じて現代の食・健康・環境課題と向き合い、多様な知をつなぐ学びを実践する。同時に「ローカルフード」概念を再考し、海外との比較によりその多様性と可能性を探る。海外大学との国際共修で異文化理解を深め、食を通じた交流を推進。さらにシステム思考により課題を多面的に捉え、複雑なフードシステムの解決に取り組む。共に学び、地域と世界の課題に挑む未来の担い手を育てます。総合人間科学系グローバル化推進センター総合人間科学系グローバル化推進センター・言語を学び、文化を発見する・コミュニケーション能力、グローバルな意識を養う食の未来を共創!伝統知・栄養教育・地域連携・国際交流で持続可能なフードシステムを目指す

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