保健学科研究紹介2025
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My 助産師が伴走 「母親・父親になる」ことを支える方法の研究長野県看護協会にて不妊相談、山梨県立中央病院ゲノム診療センター、山梨県内の保健所にて、妊婦さんとパートナー、小児慢性特定疾病自立支援事業でご両親の支援をしています。日本ダウン症協会、日本 PWS 協会の皆さんと共に、告知の在り方、親同士で支えあう子育ての啓発をしています。【子育ておしゃべり会のロゴ】助産師が女性や赤ちゃんに寄り添うイメージで作成しています。【子育ておしゃべり会の様子】看護学基礎教育内に遺伝看護学教育を普及する活動をしています。【Instagram からの情報発信】妊娠・出産・子育てに関する情報を発信しています。子育ておしゃべり会の様子もご覧いただけます。長野県松本市出身。大学卒業後、信州大学で助産師 資 格 を 取 得 後、病 院 勤 務を経て 2006 年に保健学科に着任。信州大学医学系研究科保健学専攻修了(保健学博士)。中込 さと子 教授信州大学(医短)・聖路加看護大学卒。同大学院博士前期・後期課程修了。助産師として勤務後、教育機関へ。広島大学・同遺伝子診療部、山梨大学を経て、2019 年、信州大学に着任。芳賀 亜紀子 講師 「時に治し、しばしば和らげ、常に慰める」 ケアは“comfort always, 常に慰める”です。しかし、子どもを産み育てる女性の視点から社会をみると、本当に必要としている人々が置き去りになっているのが実情です。 現在、仲間や大学院生と取り組んでいる課題は、遺伝医療の質向上を目指した遺伝サポートグループと看護者との協働、長野県内の妊娠期、出産後の女性とそのパートナーへの支援研究、アボーションケアの理論化、染色体疾患がある人とその家族への継続支援です。フィールドワークを中心に、当事者と協働し、固有の体験に寄り添うシステム作りを目指します。 日本の少子化は深刻な課題です。子どもを産み育てることを躊躇する女性や、妊娠・出産後に孤立しうつ状態となる女性もいます。妊娠期からの切れ目ない支援体制が唱えられていますが、個々の妊産婦への寄り添った支援になっているのでしょうか。妊娠中からの準備で、出産後のリスクが回避できるものがあると考えています。 助産師が、女性の「My 助産師」となり、伴走者として妊娠期から継続して支援することは、「女性が母親になる、男性が父親になる」ことを支え、持つ力を引き出し、その先の成長につながると考えます。 その他、セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(性と生殖に関する健康と権利)や教育評価の研究にも取組んでいます。―13 ―研究から広がる未来卒業後の未来像研究から広がる未来卒業後の未来像母性看護学・助産学母性看護学・助産学 私たちが生きる世界は多元化が進んでおり、その中で既存の考え方や理論は通用しなくなっています。複雑さを増す社会の様々な関係性を解きほぐすうえでは、複雑な姿のまま日常の文脈で研究する研究手法が重要です。 モノグラフ(質的研究論文)に表現された体験や語り(口述データ)を通して、既存の理論にあてはめるのでなく、目の前の複雑な現象に即した看護を提供することができるでしょう。 助産師の専門職アイデンティティは、母子の生命を守りぬく責任感と臨床能力の成長に伴って確立します。基盤が確立してくると、次の課題、女性や新生児医療、性/生殖医療、遺伝/ゲノム医療、公衆衛生や国際分野等からあなたのMissionが見つかるでしょう。 妊娠中や子育て中のご夫婦を対象に、月に1回「子育ておしゃべり会」を開催しています。妊娠・出産・子育てについての話題、関心事、悩みなどを気軽におしゃべりする会です。助産師が専門職として支援する場だけでなく、地域において、妊娠・子育て中の母親・父親が集い、自助力向上・共助の場になります。 人と人がつながり、安心して子育てができる社会へとつながる研究をしていきます。 助産師として、病院や地域・教育機関・助産院の開業など様々な場所で活躍できます。人と関わる専門職として、様々なことにチャレンジし、自らが人として成長すること、関心事を追求することが望まれます。大学院での研究もその一つです。看護学専攻小児・母性看護学領域看護学専攻小児・母性看護学領域To cure sometimes,relieve often and comfort always

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