大学案内2026
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123農学部FACULTY OFAGRICULTUREPOINTPOINTPOINT農学生命科学科新しいプログラム幅広い学問領域フィールド研究とラボ研究が連動した教育の実践“農学系グローバル人材”の育成信州の豊かな自然と風土のもとで、生命・食料・環境を支える農学を基盤とし、高度に進展する生命科学の視座を踏まえ、論理性・実践性、倫理性、創造性の高い教育と研究を行います。また、自然と人が共生する持続的社会の創造を目指し、広い視野と課題探究能力、国際性を備えた人材を養成します。農学生命科学科※詳細は農学部HPに掲載していますの視点から科学し、バイオケミストリーとバイオテクノロジー分野の基礎から応用にわたる教育・研究を行います。本コースでは、生命現象の理解につながる有機化学、生化学、分子生物学、微生物学などの基礎生命科学分野について幅広く学ぶとともに、化学系と生物系、食品系の基礎的な実験実習、専門的な講義科目に加えて高度な実験実習を履修し、研究遂行力を修得します。これらを通じて、創薬や機能性食品などの領域で新たな展開を担う創造性豊かな人材の育成を目指しています。生命・食品科学コース生命・食品科学コースでは、生命現象を化学と生物学食料生産システム科学コース食料生産システム科学コースでは、環境に調和した持続的かつ高度な生産システムの実現に向け、食料生産の基盤となる生物資源や環境を農学的・生命科学的視点で捉えフィールドとラボの両面から教育・研究を行います。本コースでは、動植物の生命現象、生理・生態の解明とそれに基づく生物資源の生産・加工、品種改良・生命工学、生産組織の経営や生産物の流通、生産環境の保全、農場・牧場管理、スマート農業に必要な技術と知識を修得します。これらを通じて、安心・安全で持続可能な食料生産や付加価値の高い農畜産物の創出に貢献できる人材の育成を目指しています。山岳圏森林・環境共生学コース山岳圏森林・環境共生学コースでは、山岳・森林域から農山村・居住域に至る自然環境と人間との共生関係を科学的に俯瞰し、森林科学、防災工学、農村計画、緑地計画、きのこ・菌類科学および野生動物学の基礎から応用にわたる教育・研究を行います。本コースでは、測量学、生物統計学、土質および水理学などの基礎的な科目、森林科学、防災工学、農村計画、緑地計画、きのこ・菌類科学および野生動物に関する専門的な科目を修得するとともに、演習の履修により理論と実践の結合を行います。これらを通じて、持続可能な循環型社会の構築に貢献できる人材の育成を目指しています。地域協創特別コース地域協創特別コースでは、地域・農林畜産業・食の諸問題に対して解決策を提案するため、農学に関する広い知識と技術を分野横断的な学びから修得します。本コースは、上記3コースの特徴的な講義や基礎的な実験実習を広く学び、俯瞰する力を身につけます。また、信州のフィールドと地域人材を活用し、少人数チームによる課題解決型学習(PBL)を通して問題発見・企画・分析・提案力を養います。これらを通じて、地域や企業での課題解決策の提案、新規事業の立ち上げや企画開発を行えるリーダー人材の育成を目指しています。農学部の学問領域は、食料生産、森林・環境、食品・生命科学と多岐にわたっており、SDGs(持続可能な開発目標)を達成する上でも極めて重要な学問です。農学部は単に農業に関わる専門分野の知識だけでなく、気候変動に対応する持続的な農林畜産物の生産、食を通じたヒトの健康、森林や緑地環境の保全など、人類社会の持続可能性を追求する上で必要不可欠な事を学び研究します。信州の豊かな自然に囲まれたキャンパスには、農学部附属アルプス圏フィールド科学教育研究センターの広大な農場と演習林があります。身近で便利なフィールドを活かした実習・演習と室内での講義や実験を連動させた教育を実践することで、経験に裏打ちされた確かな知識と技術を修得します。外国語科目に加えて英語で実施する授業、国際化・グローバル化に対応した内容を扱う授業などを総称した科目群「グローバル系科目」を1〜4年次を通じて履修します。また、国際農学教育研究センターの支援のもと、海外の大学と積極的な交流を行うことで、国際社会で活躍できる人材を育成します。農DX・データサイエンス教育プログラム農学グローバル系高度人材育成プログラム30SHINSHU UNIVERSITY伊那キャンパス生命・食料・環境を支える「農学」と「生命科学」。広大なフィールドを活用した教育と研究で、自然と人が共生する持続的社会を創造します。

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