私の学問へのきっかけ准教授 阿部 誠研 究 シ ー ズ共同研究・外部資⾦獲得実績研究)発」(科研費(若⼿B))研費(若⼿B))出」(未来社会創造事業(探索加速型))量的評価」(科研費(基盤C))作業効率の最適化」(科研費(基盤C))研究から広がる未来卒業後の未来像最近の研究トピックス最近の研究として、機械学習による光電容積脈波を⽤いた⾎圧推定に挑戦しています。⼀般的に普及しているウェアラブルデバイスでも⾎圧の推定を売りにしているものがありますが、実⽤に耐え得るものではありません。そこで、阿部研究室では、最近のトレンドである⼈⼯知能に⽤いられる機械学習を応⽤して、⾎圧の推定精度の向上を⽬指しています。加えて、働き⽅改⾰にともなう⽇本⼈の労働⽣産率の向上を⽬指し、タスク時の集中⼒を定量的に評価することで、効率の良い働き⽅を提案できるよう研究を⾏っています。研究キーワード健康管理 ・ ウェアラブルデバイス ・ 医療機器開発 ・ 機械学習 ・ 働き⽅改⾰医医療療とと⼯⼯学学のの融融合合::⼯⼯学学のの⼒⼒でで健健康康社社会会をを創創るる2004年 東 北 ⼤ 学⼯ 学 部 卒業 、 2009 年 同 ⼤学 ⼤ 学 院⼯ 学 研 究 科 博 ⼠ 課 程 修 了 。同 ⼤ 学 博 ⼠ 研 究 員 、 同 ⼤学 ⼤ 学 院 ⼯ 学 研 究 科 助 教を 経 て 、 2015 年 9 ⽉ よ り現 職 。 専 ⾨ 分 野 は ⽣ 体 信号 処 理 、 医 療 機 器 開 発 等 。超⾼齢化社会にともなう医療費の⾼騰を、予防医療の発展によって抑え、健康的に安⼼して暮らせる社会づくりに貢献できる研究を⾏っています。また、ヒトに優しい医療機器や安全に視聴できる映像コンテンツの普及のために、⼯学の技術を⽤いて貢献していくことを⽬指しています。⽣体医⼯学・医療⼯学では、実験装置の製作から信号処理のプログラミングまで幅広い知識と技術が求められます。当研究室で学んだことを、将来どのような分野に進んでも⽣かすことができるよう指導を⾏います。緑⾊光電容積脈波センサを⽤いた多点脈波計測システム。⼼拍数や⾃律神経活動を推定することで健康管理に役⽴てられる⼈⼯的⽴体視映像(3D映像)がヒトに与える影響を評価するための実験。⼼電図、⾎圧、脈波といった⽣体情報を同時に計測している私が今の専⾨を選んだきっかけは、⼤学在学中の研究室配属の際に、その当時は先端的だった「医⼯学」という分野を研究されていた先⽣に出会い、その研究の魅⼒に⼀⽬ぼれしたことです。その先⽣は、⼯学を医療や福祉といった分野に応⽤することで、私たちの⽣活を豊かにするための⽅法を探求されていました。私は、その先⽣のもとで学んだことを基礎として、健康社会を創るための 技 術や ヒト に優 し い医 療機 器の 開 発⽀ 援等 の研 究を⾏っています。□ 「⾃律神経活動に着⽬した映像の⾊成分による⽣体影響の定阿部研究室では、医療と⼯学の融合分野において、超⾼齢化社会における予防医療や先端的な医療を⽀えるための研究を⾏っています。⽇常⽣活において、⾎圧や⾃律神経指標といった健康管理に有効な情報を簡便に計測するために、緑⾊光電容積脈波を⽤いたノイズに強いウェアラブルセンサシステムの開発に取り組んでいます。さらには、⼼電図の中から死に⾄らしめる危険な不整脈を⾼精度で早期に検出する⽅法の開発や、映像が⽣体に与える影響の評価に関する研究等も⾏っています。□ 光電容積脈波を⽤いた⾎圧推定□ 光電容積脈波を⽤いた⾃律神経活動の機能推定□ 集中⼒の定量的評価に関する研究□ ウェアラブルセンサによる健康管理システムの開発□ 映像機器ならびに映像コンテンツの⽣体影響評価に関する研究□ 植込み型除細動器⽤致死性不整脈検出アルゴリズムの開発□ 「映像の⽣体安全性に関する国際標準化と研究開発」(共同□ 「慢性⼼不全の予後を改善するための⾮侵襲で安全・安⼼な無痛性ICDの実⽤化臨床試験」(厚⽣労働省科研費(共同研究))□ 「在宅終末期遠隔⾒守り⽤⼼電計の開発」(共同研究)□ 「ホルター⼼電図解析システムの開発」(共同研究)□ 「着⾐型光電容積脈波センサを⽤いた健康管理システムの開□ 「緑⾊光による光電容積脈波を⽤いた⾎圧推定の試み」(科□ 「健康寿命延伸のためのパーソナルライフケアICT基盤の創□ 「ウェアラブルデバイスを⽤いた集中度の定量的評価による95
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