76⼩さい頃から絵を描くことが好きだったので、⼤学ではそれを⽣かせる建築学科に 進みたいと考えました。⼤学の設計課題では、 図⾯やパースを描いたり、模型を作ったりと、学問というよりは、 ものづくりを楽しいんでいたように思います。東京藝術⼤学建築科卒業、京都⼤学⼤学院⼈間・環境学研究科修了、安藤忠雄建築研究所、東京藝術⼤学建築科助教、信州⼤学助教・准教授を経て、2022年より現職。博⼠(⼈間・環境学)、⼀級建築⼠。創造の現場において、 作者が何を考え、どんなことに影響を受け、それがいかに制作物に反映されたのか、多様な事例が存在します。例えば、昭和期の建築家⽩井晟⼀は、晩年、⼀⽇の半分を書の⼿習いに費やし、それが建築の設計にも影響したといいます。 ⾃由な発想、独⾃の視点が、空間デザインの意味やあり⽅を発展させます。建築設計事務所やデザイン事務所など、空間デザインに関わる分野での活躍を期待しています。住宅設計の際に制作したコンセプトモデル/紙芝居として使⽤することもできるスケール横断的なオブジェクトになっている。『⽩井晟⼀の伝統論と和室』:建築家の⾔説と作品について考察した。/習書の取り組みについても取り上げた。研究室HPアドレスhttps://khatolab.com住宅設計の例「試作ʻ紙芝居舞台型ʼ⼩住宅」⽣活や環境の状況に呼応して変化する住宅を提案(グッドデザイン賞受賞)空空間間デデザザイインンのの理理論論とと実実践践研究から広がる未来卒業後の未来像建築や家具など⼈間の⽣活空間に関わるもののデザインについて、理論と実践の両⾯から取り組んでいます。前者では、特に昭和期建築家が展開した伝統論などの⾔説と建築設計を中⼼とした制作活動の関連について研究し、後者では、建築設計や家具デザインの実践、設計競技(コンペ)への参加を通じて、空間デザインの新たな可能性を模索しています。研究キーワード研究シーズn 建築家の伝統論に関する研究n 建築家の⾔説と作品の関連についての研究n 昭和期建築家による和室の意匠に関する研究n 戦後近代建築の意匠に関する研究n 建築空間の構想・デザインn 屋内外に設置する家具のデザイン共同研究・外部資⾦獲得実績l 「現代⽇本建築家の⾔説にみる伝統論の展開」(科研費基盤C)l 「⽩井晟⼀の伝統論と和室」(科研費研究成果公開促進費 学術図書)l 「書と建築 建築家⽩井晟⼀の事例を中⼼に」(科研費挑戦的萌芽)近代建築史 ・ 建築意匠 ・ 伝統論 ・ 伝統論争 ・ 和室 ・ 建築家 ・ ⾔説 ・ ⽩井晟⼀ ・ 建築設計 ・ 住宅設計 ・ 空間デザイン ・ 家具デザイン私の学問へのきっかけ教授 ⽻藤 広輔最近のトピックス
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