私の学問へのきっかけ教授 寺内 美紀⼦顔写真を配置研研 究究 シシシ ーー ズデザイン共同研究・外部資⾦獲得実績75⼦どもの頃から、絵や⼯作が好きで「⼿をつかう」仕事に就きたいと思っていました。⾼校の学園祭で舞台装置を作ったとき、受験先として「建築学科」を意識しましたが、友達の応募書類をもらって受験したくらいで、⼤学に⼊学した当初は深く考えていませんでした。なんとなくそのまま進み、⼤学院で建築意匠の研究室に進んで、様々なプロジェクトに関わるうちに建築設計の世界に⼊る覚悟ができたように思います。l 建物履歴を使ったテーラーメードカルテの構築と中山間地域の空き家解消プロセスの構築(科研費 挑戦的萌芽(代表))l 被災地における観光復興を核にした持続的地域社会モデル構築l 中山間地域の遊休化施設の改修による小規模多機能型地域拠点l 長野市公共施設再配置に関するワークショップ支援(日本管l 「福祉総合コミュニティ/七色の街づくり」を実践するためのデザインに関する研究 (社会福祉法人北アルプスの風共同研究)l 「長野飛行場歴史保存・伝承活動」(芹田商工振興会)東京⼯業⼤学助⼿、茨城⼤学准教授、信州⼤学准教授を経て2018年より現職。専⾨分野は、建築設計、建築意匠。住宅からまちづくりまで様々な対象でデザイン活動を展開。設計だけでなく、建築や都市空間の空間構成に関する研究も⾏う。に関する研究(科研費 挑戦的萌芽(分担))モデルの提案(科研費 基盤C(代表))財)寺内研究室では、様々なデザイン活動を展開しています。 調査の段階からワークショップを経て、実施設計に⾄る息の⻑いプロジェクトもありますし、限られた時間のなかでベストな提案が求められる設計コンペティションにも参加しています。 研究室はひとつのチームです。研究室で⼀体となってよりよい案を探求します。建築設計事務所や建設会社など設計や施⼯部⾨に卒業⽣を多く輩出しています。また、公官庁やコンサルといった公共施設の企画や運営に携わったり、編集デザインや内装設計にすすむ卒業⽣もいます。デザイナーとして幅広いジャンルで活躍してくれることを願っています。寺内研究室では、建築設計、デザインサーベイなど「デザイン」をキーワードに活動しています。また、こうした活動の理論的根拠を求めて、建築や都市空間を対象に意匠論および空間構成論として研究を進めています。建物だけでなく公園やまちなみといった、私たちをとりまく環境全てに興味をもち、特徴を理解することから、デザインは始まります。設計競技や、住宅の設計、まちづくりなど、様々なプロジェクトを通して、地域のみなさんに愛されるデザインを提案しています。n ゴミステーション、ツリーハウスなど、“小さな木造”のn カフェ内装、民家改修などn 公共建築の実施プロポーザルの参加n 地域拠点となる総合的な未来型福祉施設のデザインn 空間構成論から設計論への展開n 住民ワークショップの企画・運営n 都市空間のリサーチと都市デザインの実践n 中心市街地から中山間地域まで含めた“まち”の再生建築から都市空間へ、建築から都市空間へ、デザインの可能性を広げる研究から広がる未来卒業後の未来像建築設計 ・ 建築意匠 ・ デザイン ・ 空間構成 ・ 都市空間 ・ まちづくり最近の研究トピックス研究キーワード⽇本財団みらいの福祉施設建築プロジェクト⼀次審査通過『新⽣!ちくhope七⾊ショー学校へ』(設計提案、提案書の作成)廃校を地域拠点となる福祉施設に改修提案する設計チームとして参加、助成金に応募、その後、同廃校の体育館、外部便所を避難施設に改修するにあたって、旧飼育小屋周りを避難公園として再生するプロジェクトを企画・実施制作カフェの内装改修を研究室で実施、 図⾯作成から家具のリメイクまで担 当(雑誌「住宅建築」2018年2⽉号)⻑野県⽴美術館『⽣誕100年松澤宥展』において、プ サ イ の 部屋 の 実測 調 査 、 実 物 ⼤ 展⽰ を 担 当(2022年2⽉)筑北ジャンブル広場(避難公園)
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